合点(がってん)
 納得して承知すること。うなずくこと。
 昔、和歌の師匠たちが、弟子の出来栄えが良ければ、作品に点をうって良しと認めていました。そのことを「合点する」といいました。「合格点」という意味です。

 それが、認める、承知する、理解する、と転じていったようです。
江戸の時代劇で「がってん承知だい」という言葉をよく聞きますし
「早合点」や「どうも合点がいかない」という表現は、今もよく使われています。

 早合点、といえば・・・

  私の自宅と、ある動物病院の電話番号が似ているので、よく間違い電話がかかってきます。

  夜の11時頃にTELがあったときのこと。
  電話にでると、すでに相手の人が泣いています。
  「ちょっといいですか。」
    「・・はい??」
  「昨日の夕方から、ちょっと具合が悪くて、食事も食べられないみたいなんです。」
    「・・・えっ?」
  「そしたらさっきからうなりだしたんです。」
    「・・??あのお、どなたですか・・」
  「猫なんですけど、今から行かせてもらっていいですか?」

  そりゃ、困りますよ(笑)。
  時間も遅いし、確認もせずにいきなりの内容でした。
  泣いていたので途中までわけもわからずに話を聞いてしまい、
  なぜか深刻になってしまい、なんか悲しい夜でした(笑)