しかとする
 主に若い人の間で使われる、他人を無視する、という意味。
 諸説あるが、ひとつは九州の方言「しかと」=大したことがない、という言葉から、ほっておくという意味に使われるようになった、という説。

 もうひとつは、花札の「鹿の札」の鹿が、そっぽを向いているので、「鹿頭(しかと)する」という言葉になった、という説。
古語では「しかと見届けた」など、
「しっかりと」「確かに」という意味で使われている語がありますが、どうも関係ないようです。

 しか、といえば・・・

  鹿。小さな子どもと「鳴き声、物まねクイズ!」をやると、とても喜びます。
  犬、ネコ、カラス、ライオン、馬、上品にウグイスなども入れておいて・・、
  そして象、あたりからだんだんおもしろくなってきます。

  鹿!と言われると・・・・???
  奈良県人ならば「ピィィー」とでも表現しますか!?
  私は奈良公園で鹿の鳴き声を始めて聞いたとき、
  「あれは鹿を呼び寄せる笛の音だ」と思いこんでいました。
  森の木々にとけ込むような、透き通った切れのある鳴き声です。
  なぜか哀しみを帯びていているのが不思議です。

  もちろん最後のオチは「うさぎ!」これには、こどもも「・・・・・」。
  それでオチなければ「人間!」・・・・さまざまな反応が返って大爆笑です(笑)