矛盾
楚の国の人で、武器を扱う商人がいました。商人は、矛(ほこ)と呼ばれる先のとがった攻撃をする武器と、盾(たて)という防具を売っていました。矛を売るときには「この矛はとても鋭くて、突き通せないものなどない」と言い、盾を売るときには「この盾はとても堅く、どんなものでも突き通すことなんてできない」と言いました。
すると、ある客が「それなら、あなたの矛で、あなたの盾を突いたら、どうなるのですか」と質問しました。商人は答えることができませんでした。
■ つじつまがあわないこと。論理が一貫しないこと。
<例> この企画書は矛盾だらけだ。