「しかくて丸い」って何？
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2005.1.30　東山裕一

「しかくて丸い。　なーんだ」。　答えは鹿センベイ。
四角くて丸いものではなくて、「鹿、食って丸いもの」、だから鹿センベイ。

もうひとつ。　「おおきいて小さいもの。　なーんだ」。　答えは船。
大きいて小さいではなくて、「沖、行って小さい」、だから遠く沖に離れていく船。

小さい頃、こんな言葉遊びをしましたし、一昔前にもこの種のナゾナゾ遊びが社会的にブームになった年がありました。

大阪商人のしゃれ言葉にもいろいろあって、「牛のおいど」＝ものしり（モウの尻）、「風呂屋の釜」＝言うばっかり（湯ばっかり）、「妹の嫁入り」＝値と相談（ねえと相談）、「夏のはまぐり」＝見くさって買いくさらん（身腐って貝腐らん）など、だんだん高度になっていきます。

これは高いレベルの知的言語能力を要求し、頭を柔らかくする文化的遊びです。　たくさん知っていれば、クラスの人気者になれること間違いなしです。

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