お出かけ時の"忘れ物チェック"
2004.8.7 東山裕一
小学校に入ると持ちもの検査というのがあって、ハンカチ、はなかみを持っているか、汚くないかをチェックされました。 わたしも含め、男の子の成績が悪かったです。 今から思えば、その後の長い人生において、出かけるときに最低限身に着けるべきものを決して忘れないという最初の教育だったようです。
最近余り言われなくなりましたが、男性サラリーマンの有名な忘れ物チェック方法、「はとがまめくってパッ」というのがあります。 は(ハンカチ、はなかみ)、と(時計)、が(がまぐち=財布)、ま(万年筆=筆記用具)、め(名刺入れ)、く(櫛)、て(手帳)、パ(パス=定期券)。 うまく言ったものです。
最近では、携帯電話を忘れないことが何より大事なことかもしれません。 何しろ"ケータイ"といえば携帯電話のことですから。 しかも必須グッズが1つ増えたのでなく、携帯電話の進化は、昔の「はとが...」の大半が取り込んでしまいました。
時計: アラーム付きの立派な時計機能があります
財布と定期券: 最近、非接触カード内蔵Eコマース機能が出回り始めました
手帳と筆記用具: 簡単なメモ機能は今でも付いていますし、今後PDA(Perasonal Digital Asist)並みの手帳機能を搭載してくるでしょう。
名刺入れ: 名刺の交換は赤外線通信でできるはずです。 携帯電話の進化、次の一手はこれかもしれません。(そういえば、女の子同士がデータ交換しているコマーシャルがありました)
しかし、ハンカチ、はなかみ、櫛などの身だしなみ系に対しては携帯電話は何もできません。 エレクトロニクスの限界です。
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