第2夜 「呪われたクリスマス」 (クリスマス企画2003)
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タイトル
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会社で押しつけられたケーキを持って家に帰った戸浪は、玄関のところで硬直したまま暫く動けなかった。シューズボックスの上に飾られたもみの木には電球がぶら下げられて、赤や黄色の灯りが点灯している。その隣にはサンタとトナカイのぬいぐるみが置かれ、まさにクリスマスという雰囲気だ。戸浪が飾り付けをしたわけではないことから、祐馬がしたのだろう。
「あ、お帰り、戸浪ちゃん」
リビングに入ると、ベージュのエプロンを付けた祐馬が、例の大きなクマにサンタの服を着せていた。しかも室内灯は落とされていて、サイドテーブルやキャビネットに置かれているランプが暖かみのある光りを発していた。ここで、クラッシックでも流れていたらムード満点だといえるだろう。
「ただいま。ところで……何をやってるんだ?」
足元にまとわりつくユウマを抱き上げて、戸浪は柔らかい背を撫でる。するとユウマは機嫌がいいことを知らせるように、喉をゴロゴロと鳴らした。
「え、せっかくのクリスマスなんだから、雰囲気だそうと思ってさ。戸浪ちゃんもケーキ買ってきてくれたってことは、期待してくれてたんだ。あ、俺も買ってきたけど、ま、いっか。チキンもシャンパンも買ってあるから、いいクリスマスができそ~」
満面の笑みで祐馬は言い、クマのぬいぐるみの頭に赤いとんがり帽子を被せている。いい年して何をやってるんだと呆れながらも、クリスマス一色になっているリビングにいると、悪い気がしないのが不思議だ。
「そうだな。私は先に着替えてくるよ……」
「じゃあ、俺、ここでセッティングしてるから。着替え追えたら来てよ」
リビングから出ていこうとしている祐馬に、戸浪は肩越しに微笑むと寝室に向かった。
戸浪が戻ってくると、祐馬はちょうどクマのぬいぐるみの手に旗を持たせているところだった。これは、『今日はエッチしたいな~』という合図だ。どこか気恥ずかしそうに旗を立てていた祐馬と、思わず目が合った戸浪は、どういう顔をしていいのか分からず、口を引き絞ったまま、無言でソファーに腰を下ろした。
テーブルにはケンタッキーで買ってきたらしい、フライドチキンと、ケーキ、グラスに注がれているシャンパンに、何故かパックの握り寿司が並べられていた。
最後の寿司だけはよく分からないが、祐馬が食べたかったのだろう。
「えっと、さっきの旗だけど……」
準備を終えた祐馬はエプロンを取り、戸浪の顔色を窺うようにして聞いてきた。
「なんだ?」
ユウマを膝に乗せ、すました顔で戸浪は答える。いや、実際はこういうことにいちいち言い訳をされたり、問いかけられたりするのが嫌なのだ。それを祐馬は分かってない。やりたかったら、時には、手順を踏まずに襲いかかるくらいの勢いがあってもいいのだ。なのに、祐馬はそれができない。
もう、何度も考えては諦めていることなのだが、それでもどうにもならないことだ。
「……嫌なら……その、旗、取るけど……」
チラチラと顔を見ながら、ボソボソと言う。拳を飛ばしそうな気分になるが、そこを戸浪はグッと堪えた。
「別に。構わない」
ちなみにエッチをしたのはもう、いつだったのか覚えていないほど以前だ。私たちはセックスレス夫婦か!と思い悩むほど、日常は穏やかだった。羞恥からくる欲求の抑えもさすがにここまで来ると、限度を超えていたところだから、嫌なことなど無い。ただ、祐馬がいつもこの調子であるから、戸浪は怒った表情になってしまうだけだ。
「だって、戸浪ちゃん、すっげ~嫌そうな顔してるけど……クリスマスを祝うの嫌か?」
「お前がいちいちそうやって問いかけてくることが、気に入らないだけだ」
「……そ、そか。ごめん。じゃ、乾杯しようよ」
祐馬は明らかに作った笑いを浮かべて、グラスを手に取った。戸浪も手に取り、互いに乾杯をしてグラスを空ける。
「結構、綺麗に飾り付けできただろ?俺、祝い事好きだからさあ。なんかこう、凝ったことをしたくなるんだ」
祐馬は照れくさそうに鼻の頭を掻いて、戸浪に笑顔を向けてきた。
確かに、戸浪ならば絶対にできないだろう。こういう行事ものに弱いのだ。とはいえ、昨日、祐馬はこの日のことを一切話題に出さなかったところを見ると、こっそりと計画していたのかもしれない。それを思うと、祐馬も可愛いところがあると思ってしまうから不思議だ。
「そうだな。綺麗にできてる……」
咳払いをしてから、戸浪は小さな声で言った。褒め言葉を口にするのが苦手なのだからしかたない。
祐馬は向かい側から祐馬の隣に移動すると、肩を寄せるようにして座った。なんだ、今日は積極的だな……と内心では感心しながらも、やはり慣れない雰囲気や、積極的に見える祐馬に対し、少々、気まずく思える。
「沢山飾り付けして、俺もちょっと綺麗だな~なんて、自分でやったことなのに、そんなこと考えていたんだけど、やっぱ戸浪ちゃんの方が綺麗だよな」
じ~っと真横から祐馬が戸浪の方を見つめる視線で頬が熱く感じられ、戸浪は言葉に窮した。ストレートに言われると戸浪は照れるのだ。
「そ、そうか……」
「なあ、戸浪ちゃん、こっち向いてよ」
頬にそろりと添えられた祐馬の手に誘われるように、戸浪は逸らせていた顔を祐馬の方へと向けた。
「……」
にっこりと微笑む祐馬に、戸浪は思わず尻込みしそうになったが、堪える。
今晩は、何かが変だった。ランプに照らされた部屋で輝くものは、赤や黄色の電球だ。どこかいつもと違う雰囲気が部屋に漂い、毎日見ているリビングには思えない。祐馬も奇妙なほど積極的で、邪魔をするはずの黒猫のユウマは、巨大ぬいぐるみにぶら下げられている旗に手を伸ばして遊んでいた。
もしかしてこれは……。
ムードたっぷり、このまま甘い一夜――というやつか!
そのためのムード作りを、ずっと考えていたんだな。
よし、このまま雪崩れ込んでもいいぞ、祐馬。
襲いかかってこい!
今日は許す。殴ることもしない。
もう、私も限界だっ!
クールな表情を崩さず、戸浪は見つめる祐馬の視線を受け止めた。確かにユウマの瞳にはいつもは見られない、飢えが見て取れた。普通はもう少しこの状態になるまでの期間が短くてもいいのだろうが、祐馬は余程我慢強いのだろう。いや、実は祐馬が淡泊なのか分からないが、なかなか二人で抱き合う機会が少ない。そういう苛立ちも暫くは感じず暮らせるだろう。
「祐馬……」
誘うように薄く唇を開き、戸浪が呟くと、珍しく祐馬は唇を重ねてきた。しかも、差し込まれてきた舌は、力強く戸浪の舌を絡め取り、吸い上げる。
「……ん……」
夢心地に陥りそうなほど、祐馬の舌の感触は心地よかった。いつもは羞恥ばかりが先行する、舌の絡まるくちゅりという音が、戸浪の身体を高めていく。だが、内心では、邪魔が入らないよう、誰も来ないよう……と、そればかり考えているのは、いつも二人で盛り上がっているときに限って、問題が起こるからだろう。
誰も邪魔するな。
電話もかけてくるな。
ユウマもクマと今晩だけでいいから、戯れていてくれ……。
私は祐馬と今晩、ラブラブしたいんだ。
そんなことを願いながら戸浪は祐馬の背に手を回し、甘いキスを堪能した。
「戸浪ちゃん、今日は積極的?」
そろりと舌の絡まりを解き、祐馬は囁くように呟いた。
「クリスマスだからな……」
そう、世の中の恋人達の大半はこうやって祝っているのだ。何を祝うのかいまいち分かっていない戸浪だが、祐馬と抱き合う理由になるのなら、いい。
「先に食べる?それとも……」
戸浪の身体をそっとソファーに倒して、祐馬は乗り上がってくる。自分の身体よりも一回り大きい祐馬に抱きしめられると、戸浪は身体が疼き、体温が上がるのだ。ただ、場所が場所なだけに、寝室に行きたいところだが、せっかく祐馬がムードを盛り上げてくれているのだ。自らが、ぶち壊すことはしない方がいいだろう。
見られるとネコであっても気恥ずかしいが、問題のユウマはクマに夢中だった。
「先に私をなんとかしろ」
「そうする」
苦笑に似た笑いを浮かべたものの、その表情が堪らなく戸浪には魅力的に見えた。誰よりも優しい祐馬は、その反面、優しすぎて物足りないことがある。気遣ってくれるのは分かるが、こういう場合は支配されたいと思う、戸浪の気持ちをもう少し分かって欲しいといつだって願っているのだ。もっとも、今晩は、そんな心配をしなくてもいいのだろう。
「祐馬……」
シャツのボタンを外され、胸元が露わになると、祐馬はすかさず胸の尖りに吸い付いてきた。舌のヌルリとした感覚が鮮烈で、二人きりの空間であるのに、漏れ出る声を抑えてしまう。
「っ……」
執拗に舐め上げられて戸浪は、身体の深い部分が疼いた。上半身だけを愛撫されているのに、触れられてもいない場所がジクジクと疼く。脇の下辺りから胸を揉み上げられて、普段抑えている欲望が解放されていくのが分かった。
ああ……嘘みたいだ。
すんなりことが運んでいる。
何か悪いことが待っていそうなほど、この状況が戸浪には信じられない。
「祐馬」
夢ではないことを確認するように、戸浪は愛撫することを止めない祐馬を抱きしめた。自分とは違う、祐馬の少々固い髪を撫で、吸い付く唇や肌を滑る舌の感触に酔った。にもかかわらず、心の奥底で、邪魔が入るのではないかと危惧している自分がいる。
抱き合うことの甘美な時間を心ゆくまで味わっていたいのだが、どうも、この展開が信じられないのだ。
ああ……駄目だ。
こんな事を考えていたら現実になりそうだ。
ここで、祐馬に止められたら、私は本気で暴れるぞ。
いや、怒りが収まるまで、殴る蹴るの暴行に走ってしまいそうだ。
「……うっ」
祐馬の手は茂みをかき分け、戸浪の雄をそっと掴んだが、電気が走ったような刺激を感じ、戸浪は身体を跳ねさせた。
「戸浪ちゃん、すっごく感じてない?」
くすくす笑って祐馬は言う。普段ならこんな風にからかわれると、拳の一つでも飛び出すのだろうが、今日の戸浪は違った。どんな言葉も、戸浪の快感を掻き立てるものでしかないのだ。
「……ああ、そうかもしれない……。もっと触れてくれ」
上擦った声で戸浪が祐馬を求めたが、スルリと手が離れていった。驚いた戸浪が目を見開くと、祐馬はテーブルの上からリボンのついた紙袋を戸浪に差し出した。
「んなぁ、戸浪ちゃん。これ、クリスマスプレゼント。先に渡して置いた方がいいかな……ってちょっと思ったから。だって今晩、俺、……なんていうか。なあ。明日渡しても意味ないし」
鼻の頭を真っ赤にしながら、祐馬は言う。戸浪はプレゼントを受け取り、胸が一杯になった。自分も帰りに何か買ってきたら良かったと、心の底から後悔したほどだ。祐馬はいつも戸浪のことを考えてくれている。それが嬉しくて、目が潤んだ。
「祐馬……ありがとう」
「中を見てよ。きっと喜んでもらえると思ってさ~」
祐馬はプレゼントを戸浪に見せて、さらに盛り上がろうと思っているのだろう。それに気付いた戸浪だったが、ありがたく中を見ようとリボンを解き、包みを解く。
「んな、気に入ってくれる?」
「……これはなんだ?」
出てきたのは鍋つかみだ。クリスマスプレゼントにこんなものをどうして選ぶのか、戸浪には理解できない。
「あ、他にも入ってただろ?それは受けを狙って……あれ、小さな箱の包みは入ってない?そっちがメインなんだけど」
言われるままに袋を逆さにしたが、そんなものは出てこなかった。
「ない」
「えっ!じゃあ、俺、店で買ったの入れ忘れたのかな……。あ、鞄に入ってるかも。ちょっと待っててよ」
急に逃げ出すような仕草をした祐馬を掴み、戸浪は低い声で言った。
「受けを狙うとはどういう意味だ?」
ジロリと睨み付けると祐馬は肩を竦めた。
「メインはあとでもいい。これはなんだ?」
「――鍋つかみ」
「鍋つかみは分かってる。どういう意味が籠もってここに入っている?まだ靴下なら意味が分かるが。どうなんだ?」
「……え、その、なんていうか、拳で殴られると痛いから、今度からそれを手に付けて殴ってくれないかな~なんて、ちょこっと思ってたりしたんだ~はは。でも、それは笑いを求めて……ぐはあっ!」
思いきり膝で蹴り上げると祐馬は床に転がった。この期に及んで、この男は何を考えているのか戸浪にも理解できない。追いかけてもう一発殴ってやろうとしたが、祐馬は床をものすごい勢いで這い、鞄を開いて中身を引っかき回していた。
「貴様は……自分でムードを作っておきながら、そのお前自身がぶち壊すなど、どうしてできるんだっ!だいたい……」
「こっちが、メインだよ……しょんな、おこんないでよ……」
腹を押さえながら四角い箱を突き出し、祐馬はげっそりとした顔をしていた。
「またふざけたものが入っている訳じゃないだろうな」
「ふざけてないよ~」
必死に訴えるような顔の祐馬を信じて、戸浪は箱の包みを開けた。中には円状の輪っかにぐるりと宝石が飾られている、よく分からない代物だった。
「なんだこれは?」
「……すぐに気付くと思ったんだけどな。それ、時計の飾りだよ。ほら、戸浪ちゃんとおそろいの時計、シンプルなのはいいけど、ゴージャスに飾りたいときもあるだろ?これを枠に取り付けたら、いつもとは違う雰囲気になるんだ。そんで、この石は粒はちっこいけどダイヤ。ボーナスから大枚はたいて買ったんだから、付けてよ」
「え、あ、ああ……」
時計をはめている腕を出すと、祐馬は慣れた手つきで時計の枠をはめた。確かに雰囲気が変わる。とはいえ、やや派手すぎだ。
「……なんだか、成金趣味のおやじがしている時計に見えるな」
戸浪がぽつりとそう言うと、今度は祐馬がムッとした顔つきになった。
「あ、祐馬……その、違うんだ。悪い意味じゃなくて……だな。あっ!ほらみろ、私がつけたら、格好いいぞ」
時計を付けている腕を見せびらかしてみるものの、祐馬は無言だった。
まずいっ!
私は何を言ってるんだっ!
せっかくのプレゼントに文句をいう恋人が何処にいるんだ……と、後悔したが遅い。少しでも傷が浅いうちに、なんとか祐馬を持ち上げなくてはならない。
「……あ~こういうのは、二人でディナーに行くときに似合うかもしれないな。そうだ、ディナーだ。今度、ホテルのレストランを予約して、店に行くときにおそろいで付けていこう。いや、ディナーじゃなくてもいいか。二人で出かけるときはいつもこれを付けたらいいんだな」
「無理しなくていいけど……さあ」
慌てて言い訳している戸浪の姿が珍しいのか、祐馬は苦笑していた。
「悪かった……」
「全然気にしてない。っていったら嘘になるけど、ま、確かに言われてみたらそうかな~って俺も思ったから、んま、いっか。でもディナーには付けていこうよ……。俺、予約しておくから……」
祐馬はもう一度戸浪の隣に座る。
「そ、そうか……。そうだな」
肩に回された祐馬の手は温かい。このまま今夜は本当に良い一夜を過ごせそうなムードに戻すことができた。
「あの鍋つかみは、キッチンで使うことにする。捨てることもできないが、お前が言う、使い方を考えるだけで腹立たしいからな……」
この辺りはきっちり文句を言っておかないと、祐馬の場合、図に乗るのだ。
「分かってるよ。ちょっとふざけすぎたんだよなあ……はは」
「……まあ、クリスマスにプレゼントをしてくれた祐馬の気持ちは嬉しいな。私も明日にでも何か買ってくる。欲しいものがあったら言ってくれ」
戸浪の言葉に、祐馬は耳元で「戸浪ちゃんが欲しいな……」と、耳を疑いそうなセリフを囁いた。
「祐馬……」
珍しく、ムードが下がることなく、最初よりも盛り上がっているような気がするのは戸浪の気のせいだろうか。
「好きだよ……戸浪ちゃん」
再度のし掛かってくる戸浪を受け止めながら、戸浪が目を閉じると、インターフォンが鳴った。
……。
嘘だろう?
「戸浪ちゃん、誰か来たみたいだけど……どうする?」
「宅急便だろう。放っておけば勝手に帰る」
このテンションを下げるわけにはいかないのだ。宅急便だろうが、近所の回覧だろうが無視だ。こんなクリスマスの日にやってくる人間が悪い。
「そうだよな~うん。俺も今晩は……」
祐馬が言い終わらない家に玄関の戸が叩かれ、大地の声が響いた。
「戸浪にいっ!開けてよ~!」
「大ちゃんだよ……どうすんの?」
……何故だ。
何故こんなことになるんだろう。
もう、半分涙目になりながら、戸浪は祐馬の身体を押しのけて、シャツのボタンを留めると玄関に向かった。
「大地、なんだ?」
玄関の扉を開けると、大きな目に涙をいっぱいにためた大地が、濡れたウサ吉を大きなバスタオルに包み、抱きしめて立っていた。
「ど、どうしたんだ?」
「聞いてよ、兄ちゃん。大良がさあ、酷いんだよ……っ!」
「ああ……いいぞ」
「戸浪ちゃん……」
情けない声を出している祐馬の気持ちも分かるが、兄としての立場も戸浪にはあるのだ。頼られたら邪険にできない。
「兄ちゃんと祐馬が聞いてやるからな」
どうせ、犬も食わない痴話げんかだと分かっていても、涙を堪えつつ耐えている大地を追い出すことなどできない。内心では肩を落としていたが、兄として戸浪は大地の話を聞き、祐馬といえばウサ吉を乾かすことになった。
戸浪は思った。
鍋ぶたのことをサラリと流しておけば、一度くらいはできたのではないか……と。
そう、後悔しても遅かった。
―完―
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クリスマスに上げるつもりが、遅くなってしまいました。あうあう。だらながくなったお約束なお話です。相変わらずの二人に、皆様も、あーーーまたこうか!! と思っていただけたら、幸いです。そう、こういう二人なんですよね。やっぱり何か呪われているんでしょう。大地側のお話も書きたいですね。あそこは何があったんだ? って……。もうわかりました? はは。 |