memo
  2006.2.13 
公園にて

「どんぐりのとこ♪」
ホビットさんに「どこにいきたい?」と聞くと、こう答えます。
以前、少し離れた場所の公園に行ったとき、どんぐりをいっぱい見つけて大興奮したのです。とっても寒い日だったのに、鼻水をじゅるじゅるさせて、走り回って遊びました。子どもって、やっぱり風の子だなぁと実感しました。大人が「寒いから…」と言って、室内で遊ばせているから、室内で遊ぶようになるのであって、子どもは、雨でも風でも雪でも…外で遊びたいんだろうなぁと。
先週は、うららの発作で病院通いが続き、ホビットさんはじっと我慢の子でした。抱っこしてほしいときも、外で遊びたいときも…うららに付き添ってくれました。日曜日には、友人の出産祝いに出かけたのですが、人ごみに入ったため、さすがのホビットさんも、イライラが爆発して、眠るときも夜中も、足をバタバタさせて、苦しそうでした。まだまだ幼いホビットさん、思いっきり走り回らないと、そのエネルギーを発散させることは、出来ません。
…ということで、今日は公園に行くことにしたのです。
前のどんぐりの公園は、遠いので、近くのどんぐりの木がある公園に、行くことにしました。コンビニでおにぎりと、大好きな肉まんを買って…
公園に着くと「休園日」でした。いつもは火曜日がお休みのはずなのに…
仕方なく、お城のそばの公園に。
そこには、同じ病院で同じ日にうまれた、お友達が遊んでいました。
ホビットさんも嬉しそう。
うちの近所には家がなく、普段なかなかお友達と遊べない、ホビットさん。今はまだ「いっしょにあそぶ」という感覚は分かっていないようだけれど、何となく楽しそう。いっしょに砂場でプリンを作ったり、お友達が走り回っているのを見たり、自分も走ってみたり。
風は少し冷たかったけれど、お日様ぽかぽか…公園は楽しい♪
ホビットさんも、大切なひともわたしも、気持ちがあったかくなりました。
  2006.2.11 
管が取れた♪

昨夜は、夜中の一時半から四時まで起きていた、うらら。
大切なひとの話ですが、ずっと歩く練習をしていたそうです。
「どんどん歩くようになった♪すごかった♪」
嬉しそうに話す、大切なひと。わたしは、ホビットさんを抱きしめてベッドにいたので、見ていないのですが、うららが動いているなぁというのは、よく分かりました。
朝、薬(デパケン1錠)を飲ませるために起こすと、部屋の中を歩くは、歩く♪しかも速い、速い♪思わず、大笑いしちゃいました。そして、目頭があつくなりました。
昨日の夕飯から、いつものカリカリ(ドライフード)が食べられるようになりました。うにゃうにゃ言いながら。
お昼に、病院に連れて行くと、腕につけていた注射用の管を、外してもらうことができました。おしっこを抜いてもらいに行ったのですが、量が少なく、「出たのかな?」とドクターが言っていました。朝から家で、トイレに入り、砂をがりがりと掘って座っていたので、もしかしたら出たのかも。見たつもりなのですが、他の子のモノと区別ができなくて、核心が持てなかったのです。今さっき、トイレでウンチが出ました。まだ、何やら言っているので、ウンチがしたいのかなぁ。
正直、こんなに回復するとは…思っていませんでした。
信じられないような気分です。
昨年秋の発作のときも、重責状態になり、覚悟を決めなければならないかと思ったことがありました。それから数ヶ月、ほぼ十日ごとに起きる発作は、座薬を使えば、何とか抑えられるものでした。こんな感じが、ずっと続けば…と願いながらの日々でした。重責状態にならなければ、何とか…と。
今、綴りながら、何度となくトイレに向かう、うららの追跡調査(笑)をしていました。必死にがんばって、ころころと出ました。その後、まとわりついて、なでてやるとゴロゴロ…と嬉しそうに目を細め、そして、お気に入りのコタツの中に入っていきました。ノドを鳴らし始めたのは、昨夜です。これも、回復の証拠。よかったぁ。
また、少しずつ、家つくりのことを考えられる心の余裕が出てきました。
もちろん、うららが安全に暮らせる、そんな家。
先のことは分かりませんが、強く強くイメージしていれば、
「叶う」…そんな気がして。
  2006.2.10 
うにゃうにゃ♪

昨日は、朝からおしっこを抜いてもらって、体が軽くなったのか、ぐっすり眠り、起きては少しネコ缶を食べ…という生活を送った、うらら。
夜中の三時頃から、おしっこがしたいのか、ずっと起きて「うぎゃ〜うにゃ〜」と言っていました。大切なひとが、トイレに連れて行ったり、缶詰をあげたりしていました。わたしは、ホビットさんを抱きしめ、じっと耳をそばだてていました。ホビットさんは、わたしが抱きしめていないと、起きてしまうのです。きっと、うららのことで、分かったような分からないような、どうしようもない気持ちになっているのだと思います。寝る前に、ふたりして、うららの体をふいてやりました。わたしは、あたたかいタオルでマッサージをし、ホビットさんもガーゼを持って、優しくふきふきしました。
今朝になって、大切なひとの布団に、おもらしを発見。うららが、ほんの少しですが、おしっこをしたようです。病院に行って、おしっこを抜いてもらうと、これまたびっくりするほどの量が出ました。栄養剤の注射と水分を補給してもらいました。注射は、とても嫌がります。ぴよーんと飛び上がって逃げようとします。
「すごい!その意気だ♪」
思わず声が出ました。
帰宅後、眠ったのを確認して、買い物に出かけました。うららのオムツを買うために。嫌がるかもしれないけれど、試してみようかなぁ…と。
お昼に帰宅して、こたつをのぞいてみると、大人の親指頭大のウンチ2個を、発見。いつもの形のある、うんち。これが気張れるほどになったのか♪…と、ちょっと嬉しい気分になりました。
お昼ごはんには、病院で買ってきたネコ缶をあげることにしました。
「うが、うが…」「うぎゃ、うぎゃ…」
何といっているのだろう?ひとり何やら、文句なのか嬉しいのか、ずっと言いながら食べていました。普通の缶詰とは、大違い。とっても美味しそうに食べています。量もかなり。(五分の一程度)
水も、ぴちゃぴちゃと飲んでくれました。
今日のうららは、とってもおしゃべりさんです。
           
    
La garconne...