2001年7月5日(木)
チェック・アウト
昨夜は、本当に楽しかった。
今日は、この船を降りて、さらに南、アブシンベルへ向かう。
ロビーで師匠たちが、ショーンコネリー似の船長さんと写真を撮っている。
この船のクルーは、本当にいい人たちばっかりだった。
食事も、美味しかった。
飛行機で各都市を回るツアーではなく、クルーズ船を選んで正解だった。
クルーのみなさん、ありがとう!!
アスワン
クルー達にお礼を言って、船を後にする。
まずは、きりかけのオベリスクを見に石切場へ。
入り口の手荷物検査をするポリスの態度が、めちゃくちゃ悪い。
朝からとっても気分が悪くなった。
融通のきかない、あまのじゃくは、どこにでもいるものだ。
いやーなヤツ!
・・・それはさておき、
ここは、カルナック神殿やルクソール神殿に立っていたオベリスクを
切り出した場所だ。
オベリスクを何本か切った後に、次のオベリスクを切ろうとしたところ、
ひびが入っているのに気づき、切りかけになったまま、
工事を止めてしまった跡があることから、こう呼ばれている。
石の切り方は、まず、切りたい場所にミシン目のような
穴をあけておき、そこに木の楔(くさび)を打ち込んでいく。
その楔に、水を吸わせ、木の膨張力で石を押し上げ、
徐々に石を切る、というものだ。
表面には、凸凹もない。
うーん・・・すごい技術だ。
イシス(フィーリー)神殿
この神殿へは、船に乗って行かなければならない。
20人が座れる船に乗りこむ。
名古屋大魔神と。 船から見た神殿
イシス神が、ホルス神を生んだ島で、聖なる島と言われた場所だった。
しかし、アスワンダムの建設で水没することになり、
1980年に現在の今の島に移設された。
作った人もすごいが、移設した人もすごい、と思った。
ナイロメーター |
ナイロメーターは、ナイル川の水の量によって税金が決まるという目盛。 |
嫁「うわーっ!辻元やー!見て見て!」
新喜劇の辻元。
そっくりでしょ?関西の人は、ピンと来ますよね?
こんな神聖な場所で、不謹慎ですが、バカ受けでした!
柱にあったイシスの顔。
アスワンハイダム
次にアスワンハイダムへ。
その大きさにビックリ。ここは写真を撮るだけ。滞在時間5分とちょっと。
砂漠の砂あつめ
バスへ乗りこみ空港へ。
アブシンベルまで飛行機で移動する。
空港への途中、砂漠の砂をお土産に集めるため
きれいな砂スポットへ立寄る。
ピラミッドなどの観光地周辺の砂は、
ラクダの糞が混じっていたりして汚いので、
ここの砂を持ちかえるのが一番いいとヘバが言っていた。
いよいよ、この旅、一番楽しみにしているアブシンベル神殿へ。