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札を早く取るには札を100枚覚える、暗記をしっかりするなど言われなくてもわかるようなことはおいといて、初心者向けのテクニック(?)を教えることにしましょう。札を100枚覚えたら取り札を見てください。取り札を見て上の句の5文字がすらすら言えるように練習しましょう。(ただし『きみがため』『わたのはら』『あさぼらけ』は2枚づつあるので6文字目まで)。
次に決まり字を覚えましょう。決まり字とはここまで詠まれれば取ることができますよという文字です。例えば『あまのはら…』の場合『あまの』という札はこの札しかありません。しかし『あま』なら『あまつかぜ』という札があります。したがってこの札は『あまの』で通じることになり、決まり字は『の』までということになります。ここまでできれば一般のかるた遊びではいい成績を収めることができるでしょう。
次はその決まり字は変化するということです。『はるすぎて』を例に取ってみましょう。この札は普通なら『はるす』で取ることができます。しかし競技かるたでは一度詠まれた札はもう詠まれないので、『はるのよの』という札が詠まれた時点で『はるす』は『はる』になります。(『あまの』と『あまつ』、『はるす』と『はるの』のように似ている札を友札と言います)。そしてさらに『はなのいろは』『はなさそふ』の2枚が出ると『は』から始まる札は4枚なので『はる』から『は』に変化します。このように友札やその文字から始まる札は何枚かとかを覚えることや、すでに出た札を覚えておくことも大事です。
さらに、上級になるとよく聞くことが大事になります。たとえば強い人は『さ』『しら』『しの』『す』『せ』の5枚のうち4枚が出ると、よく聞くことにより『s』で取れるそうです。できるようなら挑戦してみましょう。しかし管理人はよく聞いていないらしく『い(yi)』『や(ya)』『ゆ(yu)』『よ(yo)』がすべて同じに聞こえることもしばしば…(他にも『s』『k』『m』など。助けてくれ〜)。
8:札を早く取るには
かるたは礼に始まり礼に終わります。
暗記時間が終わり、試合が始まる前には、相手→詠み手→審判に礼をしましょう(「お願いします」と言いましょう)。試合終了時も同様です(「ありがとうございました」と言いましょう)。注意するべき点は礼をした段階で試合は終了なのでその後もめても判定は覆されません。

上の句が詠まれた後、札を取るのに伴って当然札は散らばります。その時に下の句が詠まれると大変ですので、相手が札を並べている間は手を挙げましょう。また札を送るときは送る方が手を挙げるのが一般的です。相手が並べ終わるまで挙げておきましょう。万が一手を挙げていたにも関わらず下の句が詠まれた場合は手をたたきましょう。

かるたで正坐をしている必要はありませんが、あぐらや立て膝など行儀の悪い格好は注意されます。あと競技線内に足を踏み入れてはいけません(例え別の人の試合であっても)。

上の句が詠まれるまでは手を競技線外の畳の上について置かなければなりません。(余韻の間は手が空中にあったりしちゃダメ)。

そんなとこかな…。また思いついたら追加します。
7:その他の注意点
基本は
(1)相手陣を取った場合1枚送る
(2)相手がお手つきした場合、1枚送る
です。それ以外のケースで送りが発生するのはこの逆(自分が送られる場合)だけですが、(1)と(2)が組合わさったりするとややこしい。ここまで話を聞いた段階でややこしくてわからない人はとりあえずこちらの表を参考にしてください。間違ってたらごめんなさい…。基本がわかったって人はこの表を見ない方が絶対にいいと思います…(逆にややこしくなってしまったかも…)。
6:送り
それでは実際に競技の説明をしましょう。

まず最初に1枚目に詠まれる札は百人一首にない札です。これは競技かるたでは(前の句の)下の句→上の句の順で読まれるために一首目を詠むための下の句が必要だからです。普通は「なにはずに さくやこのはな ふゆごもり いまをはるべと さくやこのはな」という歌が詠まれます。この歌が詠まれた後、「いまをはるべと さくやこのはな … 1首目の上の句」と続きます。ちなみにほとんどの場合この後、すべての組が取り終えるまで下の句は詠まれません。だから下の句を聞いてから取ることができません。なお「さくやこのはな … 」の…の部分を余韻といいます。これは「位置について よーい ドン」のよーいの部分であり、選手が一番集中するときなので余韻では物音を立ててはいけません。逆に言えば余韻以外では音を立てても大丈夫ということになりますが、選手や詠み手の邪魔をしてはいけません。試合では声をかけて応援することすら禁止です。(ただし団体戦の場合は同じチームの他の4人だけはよい。)

勝敗の付け方ですが自陣の札を0枚にすれば勝ちです。取った枚数は何ら影響しません。これに基づいてこれからの説明をしましょう。

札を取るには2種類の方法があります。1つは札を触る。もう1つは競技線の外に出す(=払う)です。だから普通はできるだけ外側に置くんですね。(これは強制ではありません。本当は好きなところに置いていいです。)実は札を触る>払うなので完全に競技線の外に出す前に触ってしまえば取りになります。完全に外にだから競技線上なら、まだ出たことにはなりません。もちろん先に触るまたは先に外に出せば取りですが、同時ならどうか?。答えはその札がある陣の人の取りとなります。また1枚目と同じ手(右手か左手)で取らなければいけないというルールがあり、逆で取った場合相手が取ったことになります。

札を取った後のことです。自陣を取った場合はそのままその札を外(普通は自分の利き腕と逆の後ろ)によけておきます。もう一度言いますが取った枚数は競技に何ら影響しませんので、実は取った札をどっちの選手がよけておいてもいいのですが普通は取った方がよけておきます。(これも強制ではありません。なんとなくです。別に相手が取った札をよけておいても何にも言われませんので。)相手陣の場合はこの競技は自陣を0にしたほうが勝ち、つまり相手が有利になってしまうので、代わりに自陣から1枚相手に送ることができます。これを送りといいます。(詳しくは送りで)

お手つき
についてです。お手つきは次の場合があります。
(1)空札で相手陣を触る
(2)空札で自陣を触る
(3)自陣が出たとき相手陣を触る
(4)相手陣が出たとき自陣を触る
見てもらえばわかるように自陣が出たとき自陣を触ったり、相手陣が出たとき相手陣を触るのはお手つきではありません。つまりその時出た札(=出札)があるほうの陣はどこを触ってもお手つきにはなりません。お手つきをした場合ペナルティとして1枚送られます。相手は−1、自分は+1なので2枚差が縮まります。(1)と(2)、(3)と「自陣を取られる」が併発すると2枚送られてしまいます(=2枚送り)。また両者共にお手つきの場合は送りはなくなります(=共お手)。

こうして自陣を0枚にしたほうが勝ちです。負けた方の人に残ってる札の数が枚数差となります。
5:競技
早く札を取るためには札がどこにあるのかを覚えておく必要があります。競技かるたでは実際の競技の前に15分の暗記時間があります。そのうちラスト2分は払い手の練習(素振り)をすることもできます。
4:暗記時間
25枚は競技線と呼ばれる四角いフィールドに並べます。フィールドといっても別に線が引かれてるというわけではありません。横幅は決まっていますが(87cm、札16.5枚分)通常は腕などを使用して感覚で置きます。縦は横とは違い変わった技術はいりません。3段構成で相手に近い順から上段、中段、下段といいます。上段と中段、中段と下段の間は畳1目分(1cm)開けます。また自分の自分の札を置いた部分を自陣、相手の札を置いた部分を相手陣といいます。自陣の札は自分に向けておくので相手陣の札は逆向きに置かれています。自陣と相手陣の間は畳3目分(1cm)開けます。札はできるだけ外に置くのが普通ですがそれは競技のところで。
3:競技線
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札はもちろん小倉百人一首を使用。
練習では、最初に100枚の札を裏向けでよく混ぜ25枚をランダムに取っていきます。自分と相手が25枚取るわけですから計50枚になります。つまり残り50枚は空札です。試合ではあらかじめどの組も同じ50枚が組まれていることが多いですが分け方は基本的に同じです。
この25枚を並べていくわけですが、それは次の競技線で。
2:札
みなさんはかるた部と聞いたら、ちらし取りや源平合戦などを思い浮かべるでしょうが、奈高かるた部が主にしているのはそういったかるた遊びを競技化した『競技かるた』をしています。ここでは競技かるたについて軽い説明をしましょう。
(管理人もよくわからない部分があるので軽くね…。)
ちらし取りや源平合戦は多人数でやりますが競技かるたは2人でします。
1:人数
人数  競技線 暗記時間 競技 送り 
その他の注意点
 札を早く取るには

かるた用語
競技線 上段、中段、下段 自陣 相手陣 暗記時間 余韻 
払う 送り お手つき 出札 2枚送り 共お手 決まり字 友札
競技かるたとは?