弓削皇子の歌


弓削皇子の紀皇女を思べる御歌4首

吉野川 逝く瀬の早み しましくも 淀むことなく ありこせぬかも

万葉集 2-105

我妹子に 恋ひつつあらずは 秋萩の 咲て散るぬる 花にあらましを

万葉集 2-120

夕さらば 潮満ち来なむ 住吉の 浅鹿の浦に 玉藻刈りてな

万葉集 2-121

大船の 泊る泊りの たゆたいに 物思いやせぬ 人の児ゆえに

万葉集 2-122

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