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Architecture ≫
京都国立近代美術館
Architect ≫
槇総合計画事務所
Year ≫
1986
Place ≫
京都市左京区
History ≫
歴史的建築が多く現存する東山の岡崎公園に、顔として位置する美術館
Estimation
★★★★☆
 
シンメトリーのファサードと、羽のような形状を持つ庇がこの施設の特徴。TOPの写真からもわかるように、シンメトリーを少しばかり崩す窓の配置が上品な演出。上の写真は北側から撮影したもの。ほぼ正方形の建物がここまで単純化しないのは窓の配置形状、足元を認識させるディティールがあるからだろう。
槇氏、ディティール。庇の横から何か飛び出している。
サッシュのディティール。単純なフレームだが、その線一つ一つにもさらにディティールがある。
エントランスから内部を撮影したもの。右には階段が続き、左には少し奥の部屋が見えるなど、どんどん先へ行きたくなるのは視覚的な効果なのだろう。
庭を眺めるように配置されたチェア-。この窓のサッシュもシンメトリーで上部膨らみの形状で、光を多く取り入れ、外部への視界は最小限に抑えている。
 
階段の手摺。この施設に限らないかもしれないが、手摺のディティールはおもしろい。一見ポストモダンにも見えるその大胆さは、見事に内部空間に調和している。
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