八ケ岳 (編笠岳2523.7m 権現岳2672m 赤岳2899m 硫黄岳2760m)
             観音平から夏沢鉱泉まで

                                     2007/6/16-6/18  5名

6/16 観音平10:40ー雲海展望台11:30ー押手川12:25ー編笠山13:45/14:35ー青年小屋14:50

昨年秋に蓼科山から観音平まで縦走するつもりで出かけましたが、天気が悪くなって夏沢峠で下りました。今回その残りをしようと反対方向から登る事にしました。(2006/10/2の山行yatugadake.htm へのリンク

朝5時過ぎにT氏の車で平端駅に向かい、そこで2人を乗せて西名阪から中央道を通って小淵沢ICで下りる。先着しているUさんから電話が入り、観音平駐車場が満員ですがグリーンロッジの駐車場に停めさせてもらえるとのことで多いに助かりました。早めの昼食を取って出発です。樹林帯の気持ちの良い道です。

雲海展望台からの富士山 押手川

雲海展望台に着くと富士山が右手にどっかりと見渡せます。其処から先はゴロゴロ石の歩きにくい道です。押手川を過ぎると時々展望が開けて富士山や南アルプスが見えてきます。梅雨時と言うのに今日は最高の天気で編笠山頂は360度の展望です。目の前に権現岳、赤岳、阿弥陀岳、遠くに富士山や南アルプス、北アルプス、中央アルプスが見渡せます。時間があっという間に過ぎ去っていきます。

ゴロゴロ岩の道 編笠山頂
南アルプスの展望 北アルプスの展望

大きな岩を下って行き青年小屋に到着です。先着しているUさんと合流です。10年前から憧れていた小屋にやっと泊まることができました。私達5人だけのコタツの入った部屋です。具沢山の味噌汁や冷奴、メロンのデザートまで付いています。夕食の後はチョモランマに登頂した事のあるオーナーのビデオやギターの演奏があったそうですが、私は眠気に勝てずに先に部屋に引きあげてしまいました。

青年小屋 乙女の水

6/17 青年小屋6:30ー権現岳7:50ー赤岳11:25/12:35ー三叉峰14:45ー横岳15:00/15:20ー硫黄岳山荘15:45

今日も快晴のお天気で小屋の前から朝焼けの富士山が綺麗に見えました。手づくりシュウマイ等の美味しい朝食を済ませて出発です。岩場もありますがアルプス等のの展望を楽しみながらルンルンと進みます。

権現岳山頂 権現からの下り

キバナシャクナゲ、ツガザクラ、ウラシマツツジ、クモマナズナ、ミヤマキンバイ等の花も咲いています。キレットも大したことはありません。赤岳への登りはまだか、まだかと言った感じで大変でした。山頂でゆっくりと昼食タイムです

横岳への鎖場 赤岳とツクモグサ

地蔵尾根分岐を過ぎると雪渓を少しだけ歩きます。しばらくするとオヤマノエンドウが見られ、その後今回の目的のツクモグサが次々と見られるようになりました。丁度見ごろの時に出会ったようで写真タイムで中々前に進みません。
オヤマノエンドウ ツクモグサ ツクモグサ
赤岳山頂 三叉峰 横岳

横岳に着く頃には仲間も大分疲れてきていました。硫黄岳山荘到着後のビールは格別の味でした。今日の山荘は空いていて広々と寝る事ができました。ここの山荘はウオッシュレットのトイレで最高でした。

赤岳下りの雪渓 硫黄山荘が見えてきました

6/18 硫黄岳山荘6:30ー硫黄岳6:54ー夏沢峠7:50ー夏沢鉱泉ー桜平10:20ー観音平11:50

広々とした山小屋でゆっくり休み、山小屋にしては豪華な朝食を取って出発です。今日は曇り空で雲が低く垂れ下がっています。爆裂火口の異様な光景を見ながら、平らな広い硫黄岳山頂でゆっくりした後ぐんぐんと下っていきますと、昨年秋に泊まった山びこ荘の屋根が見えてきました。

赤岳から阿弥陀岳 噴火口

同じように夏沢鉱泉まで下りお風呂に入っている間にタクシーを呼んでもらいました。車を置いている観音平まで行き(12360円)2回にわたっての八ケ岳南北縦走は完了しました。

硫黄岳山頂 観音平のグリーンロッジ入り口

その後フェリー乗り場の新潟まで車を走らせました。19日朝、フェリー下船場の秋田からの20日間の東北地方の山行が待っていました。

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