7月11日(木)

朝、起きてみるとまた雨が・・・・・、でも、午後にはフランクフルトに向けて出発しなければ

ならないので、午前中、旧市街のまだ見残しているところに行くことにしました。

バスに乗り、ザルツァッハ川にかかるシュターツ橋の近くで降りました。

ここからしばらく歩くとこの街の目抜き通りゲトライデガッセ

に。狭いとおりの両側には中世以来のギルドの伝統を受け

継ぐ鉄細工の看板が並んで、それを見るだけでも楽しい。

お土産やさんやブランドのお店もたくさん軒を連ねています。

  モーツァルトの生家

  このとおりにひときわ目立つ黄色い建物がモーツァルトの生家

 生まれてから7歳まで過ごしたのだとか。中には自筆の楽譜や

 初めて使ったヴァイオリン、ピアノ、肖像画などが展示されていま

 した。 このとおりを抜け出たところを左に曲がるとそこが祝祭劇場。 

 ここは、ザルツブルグ音楽祭のメイン会場となる場所で、3つのホー

 ルがあります。音楽祭期間以外は、ガイドツアーがあります。

 私たちは時間の関係でツアーには参加しませんでした。

この劇場のホールの1つ、メンヒスベルク山の岸壁をくり

ぬいて作られたというフェルゼンライト・シューレは、

映画サウンド・オブ・ミュージックでトラップ一家が、「エーデ

ルワイス」を合唱したところです。

        祝祭劇場

 チケット・インフォメーション

この街は、ザルツブルグ音楽祭で世界的に有名ですが、その他

にも、たくさんのコンサートが1年中開かれています。クラッシック

から民族音楽の夕べまでいろいろあるので、時間のある方は

せひ行かれることをお勧めします。 また、マリオネットが「魔笛」

や「フィガロの結婚」などモーツァルト歌劇を演じる人形劇場も

なかなか面白そう。 それらのチケットは、ホテルでも予約して

くれますが、チケット・インフォメーションで買うことが出来ます。

(有名な音楽祭は前もって早い時期に予約が必要ですが)

そして、この街へ来たら絶対食べようと思っていたのが

このケーキ、「ザッハトルテ」。ウイーン会議の立役者

オーストリアの宰相メッテルヒニお抱えの菓子職人

ザッハーが考案したチョコレートケーキ。ウイーンの

ホテル・ザッハーのものがオリジナルだそうです。

私たちは、レジデンツの北側アルターマルクトにある1705年創業のカフェ・トマゼリ

食べました。とても落ち着いた雰囲気のカフェで、みんなゆっくりとお茶を楽しんでいます。

でも、味は期待したほどではなく、私にはただただ甘いだけのケーキ、一緒にいただいた

ウインナ・コーヒーは美味でした。

               

そうこうするうちにもう11時。午後からはフランクフルトに向けて出発です。 ホテルに戻り

タクシーでザルツブルグの駅まで行きました。駅のそばでお昼を調達し、12:36発のIRで

ミュンヘンへ。そこで14:37発のICEに乗り換え、フランクフルトまで約5時間半の旅です。

ドイツの列車は車両にもよりますが、電源コンセントがついていて、パソコンが使えます。

そこで、フランクフルトに着くまで今までに取った写真の整理をすることにしました。

便利ですよね、パソコンが使えるって。おかげで長時間退屈しなくてすみました。

近くに座っていたドイツの若者はパソコンでずっと映画を見ていました。

18:32フランクフルトに到着。 ホテルは初日に泊まったエクセルシオール

      Vinumの店内

 今日の夕食は先日行きそこなったVinumで。

 ここはワイン愛好家たちに愛されているフランク

 フルト一押しのワインレストラン。 19世紀末から

 使われているワイン貯蔵庫を改造した店内は

 当時の雰囲気がそのまま残されていて、とても

 いい感じです。 

ワインは選び抜かれたものが常に50種類以上置いてあるそうです。 ボトルで頼んでも

一本20ユーロ前後と手ごろな値段です。もちろんグラスでも楽しめます。

地元の人たちでしょうか、ワイングラスを片手に店のオーナーと楽しそうに語らっています。

私たちが頼んだワインは、「Prinz Von Hessen Johannisberger Klaus 2000 Riesling

Spatlese」 甘口のとてもおいしいワインで18ユーロでした。日本円で言うと2000円

ちょっとというところでしょうか。おいしいワインに食も話も進みます。       

          

    Vinumのコースター      飲んだワイン     19世紀末のワイン貯蔵庫

フランクフルトに行かれる方は是非行かれてはどうでしょうか。

さあ、 明日はワインの街リュウデスハイムに向かいます。

 

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