迷子になっちゃった


旅行に行くことになり、20q程はなれた実家に預かって貰うことになりました。・・・
夜、旅館から電話すると「いなくなった。」とのこと。
悪夢の様な20日間でした。

 ふだんからとっても恐がりで、私たちから、はなれないまるちゃんのこと、「ひとりでどこかへ行くはずもない」と考えていたのですが、わたしたちがいないという不安でいっぱいになったのでしょうか?
 旅行先から帰り、深夜までさがしましたが、手がかりはありません。
 翌日、市内の保健所・警察署(会計課)へ連絡。
 同時に、近隣の保健所、市の清掃局へも連絡を入れました。
※チラシ(ポスター)を作って、直接持参しました。「この犬です。」と言っておくほうが、より効果的です。
@ 近隣の保健所(それぞれ横のつながりがなく、個々に連絡する必要があります。)
A 警察署へは遺失物(おとしもの)として登録され、オンラインで照会出来るそうです。(奈良県警の場合)
B 市の清掃局(交通事故等で引き取りの連絡が入る場合があります。)
 連絡したから、もう安心!? 決して、そんなことはありません。
 なぜなら保健所も警察署も、あなたの大切な家族を捜してくれるわけではないからです。
 もし迷子犬を保護した方から連絡があった場合、教えてくれる(知らせてくれる)だけなのです。
 うちの場合は(相手の方にはご迷惑ですが)こちらから電話を入れました。「連絡はありませんか?」
 ひょっとしたら、その瞬間にも保護の連絡が入らないとも限らないのです。(より気に掛けてくれるかも。)

まず、最初にしたこと写真入りのチラシ(ポスター)を作ることです。(チラシの見本はこちら
 チラシには、「犬種(シェルティ等)」・「性別(オスまたはメス)」・「大きさ(体重等)」・「特徴(毛の色、長さ・首輪の色等)」、「いなくなった日時・場所」と「連絡先(携帯や自宅の電話番号)」を書きましょう!
 迷子になって今どこに居るか解らないのだから、いつ、どこでいなくなったのかなんて関係ない思われますが、捜す側は、迷子の情報が少ないと、さがす手がかりがなく「さがしてあげよう」という気持ちが弱くなるようです。

 慌てていたので、取り急ぎ、白紙広告の裏に手書き(A5サイズ)で作成。写真を貼ってA4サイズに拡大コピー!(それを見た友人が、ワープロにて清書してくれました。友人に感謝!)
 最近は、どこのコンビニエンスストアでも、カラーコピーと白黒コピーの両方の機械があるので助かりました。
(白黒で写真をコピーする際には、「写真」モードでコピーすると、きれいに出ます。店舗によって設置してあるコピーのメーカーが違うので、きれいに出るもの、写真がつぶれてしまうもの、色々試してください。
・・・本当はそんな機会ない方がよいのですが。(笑)

 チラシは、獣医さん・ペットショップ・ホームセンターなど、保護された場合、まず、立ち寄りそうなところに貼っていただきました。
 獣医さんの反応はまちまちでしたが、中には「一生懸命捜したら、必ず見つかるから」と声をかけてくださった先生がいらっしゃいました。
 その一言で大変勇気づけられました。(やっぱり説得力のちがいでしょうか?)
 ペットショップの方は必ずと言ってよいほど話を聞いてくれます。当たり前ですが休日等の忙しいときはさけましょう。

酒屋さん・お米屋さん・スーパーマーケット・郵便局(地域の人が多く集まる場所)やガソリンスタンド(通りに面している)にお願いし、店頭、レジの横などの目立つ場所に貼っていただきました。
(カラーコピーがよいでしょう。)
 また、行きそうな場所(居るかも知れない範囲)には、一軒一軒ポストに入れてまわりました。
(この場合は、白黒コピーでもよいかも。)
やっぱり地域のお店
 いなくなって、5日後、たまたま、1件だけ立ち寄らなかった自動車修理工場の方から情報の電話をいただきました。
 直ちに伺いました。ほんの数時間前まで、玄関先にいたとのこと。さがしましたが、見つかりませんでした。
 聞けば、酒屋さんとの話の中でまるちゃんの話題となり、ご連絡をくれたそうです。その、1件の家に立ち寄っていれば、としばらく後悔しました。・・・

散歩中の(犬を連れている)人には、全員写真やチラシを見せて話を聞いていただきました。
(コピーも渡します。)
また、散歩に行きそうな時間帯(早朝や夕方、休日等)には、毎日、捜しに行くことも欠かしませんでした。
犬を飼っていらっしゃる方は味方です!
 実際、まるちゃんが20日ぶりに帰ってきた(捜し出せた!)のも、同様に「犬がいなくなった経験」をお持ちの方が真剣に捜してくれ、そして見つけて「今ここにいるよ。」と連絡してくれたおかげでした。ほんとうに感謝しています。

ちなみに
 普通一般の人の反応は、ほぼ十中八九「ふーん(それがどうした)」って感じです。
 「たかが、犬一匹居なくなったぐらいで何を騒いでるんだ?」
 でも、それでめげていたのでは話は前に進みません!へこたれないでガンバロウ!

地域の情報紙への掲載依頼
 週1〜2回程度発行されている情報誌の「さがしています」コーナーへ記事の掲載を依頼しました。
 依頼してから掲載していただくまで2〜3週間程度かかります。(もっとかかることも)
 そのうち帰ってくると思って待っている間に、掲載されたのは、いなくなってから1ヶ月以上後ということもあり得ます。決断したらなるべく早く連絡しましょう。
情報誌は役に立つ!
 捜している間、ほんとうにたくさんの方に声をかけましたが、中には「うちの子は、○○紙に掲載してもらって電話がかかってきて迎えに行った。」という方が何人かいらっしゃいました。
 特に男の子は遠くまで行っていることが多いようなので有効では?
現在捜索中の皆さん、どうぞガンバって見つけだしてあげてください。

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