こんな鳥たちもやって来ます

 


スズメ  スズメ目/ハタオリドリ科
 スズメ Tree Sparrow
 もっとも身近にいる野鳥、人のいるところならどこにでもいる。
 その割に警戒心が強く子供たちが近づくとヤマガラ、シジュウカラ
 より逃げ足早く飛び去って行く。パンくずなどを下草に蒔いておくと、
 ヒヨドリが大きな顔してテーブルを占拠しているあいだ、その下で遠慮
 がちにそのパンを啄んでいる。
 「雀百まで踊り忘れず」、、とにかくいつも、ピョンピョンよく跳ねる。
 全長14cm
                                                      

 


ウグイス  スズメ目/ウグイス科
 ウグイス Bush Warbler
 毎年バレンタインデーの頃、まだあまり上手くない「ホーホケキョ」を聞か
 せてくれるが、庭にはあまり近寄って来ない。
 美しい鳴き声にくらべて、からだの色はきわめて地味。
 ウグイス色とはメジロのことで、「梅に鶯」ではなく「梅に目白」。
 一度庭先で鳴いてほしい。「春告鳥」。
 全長16cm
                                               

 


ジョウビタキ  スズメ目/ツグミ科
 ジョウビタキ Daurian redstart
 はるばる中国大陸から冬を越すため日本にやって来る。
 こんな小さな躰でたいしたもんだ。11月頃に来てツグミより一足先3月頃
 には帰ってしまう。翼の白い紋がよく目立ち、飛んでいるときの赤褐色の羽
 が美しい。それが炎のように見えるからヒタキ(火焚き)と言うそうだ。
 冬が来たことを知らせてくれる。「冬告鳥」。
 全長15cm
                                                      

 


ツグミ  スズメ目/ツグミ科
 ツグミ Dusky Thrush
 コイツも遠いシベリア、カムチャッカあたりからやって来る。
 11月頃日本に来て、林に入り、1月頃近くの公園で見かける
 ようになり、そのあと隣の家の屋根のてっぺんに来て
 テーブルの上のご馳走をうかがっている。
 渡りの途中カスミ網で一網打尽、いまでも大量に密猟されて
 いるらしい。 いっぱい食べて元気をつけて、無事故郷に
 帰っておくれ!
 全長24cm
                                        

 



 

写真提供 Takagiさん(メジロ、スズメ、ウグイス、ジョウビタキ) 感謝
    Yoshidaさん(ヒヨドリ、シジュウカラ、ヤマガラ、ツグミ)
’99.1.15