●自閉症の子供にリトミックを教えることになりました
お兄ちゃん(小3)とお姉ちゃん(小1)のいる末っ子の男の子(3才6ケ月)。
養護学校に通っていてこの9月から2才児コースのリトミックを指導しています。
自閉症のお子さんを預かるのは初めてのことで、戸惑いながら、お互い緊張
しながら、しかし音楽を通じてたのしく向かい合ってレッスンをはじめました。
- 9月10日 初めてのレッスン、警戒心を抱いてか、音楽に反応してくれない。
- 9月17日 ゆっくりと身体がリズムにあわせて動き出す。
- 9月24日 教材のカードを見ながら「リスさん、、」と声がでるようになった。
- 10月1日 目と目を合わせて話を聞くことができるようになってきた。
■自閉症とは
自閉症という病気は、まだ原因がよく分かっていない。
原因が分かっていないので治療もはっきりしない。
自閉症が心理的な要因、たとえば親が仲が悪くてよく子供の面倒を見てやらなかったからということでは決してない。
だいたい2才半までにへんだということが分かる。
親と視線を合わせようとしない。言葉も覚えようとしない。
言葉が2才をすぎても話せないので親がへんだと気づくの
がおおい。おとなとつきあう気が十分あるのは自閉症ではない。
11月5日 リスの絵をみながら、ピアノの音が流れて顔に表情がでて
すこし口ずさむことができる。
教材は2才児用を使っている。
自閉症は自閉的という主観的印象で診断するものではない。
自閉症の診断基準に「自閉的」とか「心を閉ざしている」
といった語句はない。