「綱かけ祭り(男綱作り)」 桜井市江包春日神社 桜井市の江包(えっつみ)地区と大西地区では大和川を挟んで両集落から担ぎ出された女綱が男綱に嫁入りする奇祭が行われます。子孫繁栄に絡ませ五穀豊穣を願う民俗神事です。本祭りはもともと、10日でありましたが会社勤めが多くなった現在は建国記念日ができたきっかけで11日の祭日になっています。 男綱には素盞鳴尊(すさのおのみこと)、女綱には櫛稲田姫(くしなだひめ)が宿り、二神は三輪山麓に祭られていました。昔むかしに洪水があり素盞鳴尊は江包に、櫛稲田姫は大西に流され再び結ばせた伝承が祭りの始めとされています。 今日9日は、江包の氏神を祀る春日神社で藁で男綱を作っています。でっかい芯を作り藁束を数段に並べたねどこに置き一気に巻き上げます。 素盞鳴神社では11日の綱祭りに備えて鳥居の前に両綱をかける支柱を立てていました。その横には昨年までの大綱の残骸が残されています。これはそのまま置いておき土に返すそうです。(H15.2.9撮影) 明日10日は大西の市筑島神社の境内で女綱が作られます。 11日はお綱祭りの日。 両地区から旅立った綱は途中の畑で泥相撲をとったりして素盞鳴神社まではなかなか到着しないそうです。 |
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