足跡
作:くら
乾く前のセメントに 足を踏み入れてできた足跡
消えることのない その足跡が
人々によって 少しずつ汚されていく
雨の日も雪の日も嵐の日も
かたちを変えることなく
いつも同じ方向で 同じものを見つめてる
目の前の光の光線の輝きを
人々が邪魔して厚い影を 作ってく
重なり合って できた中に
しのび寄る別れの影 別れの足音
だんだん近づいて
逃げだすことできずに 追い詰められてく
曇り空の下で 寂しそうに上を見上げる
足跡は 車の排気ガスの下敷きになって
日々 汚れを増していく
悲鳴を上げてる今でさえ
誰もその声に気付かずに
普通に私を踏みつぶしてく
このまま 誰にも気付かれる事なく
暗闇の世界で
これからも過ごしていくのかな?