落とし穴

                      作:くら

冷たく氷のような風が 私の頬に突き刺さる
千本の針の束が胸を貫通して
私の心をボロボロに壊してく

ジグザグに切られた傷口
修復不可能な程 深く
 広い輪の中にできた大きな落とし穴
私は そこにハマって 抜け出せない

永遠の別れへとつなぐ底のない
暗くて 何も聞こえない空間へと
ほおり出された この身体

目的地も分からないまま
ひたすら底なしの落とし穴を さまよい続ける

人口の穴が今ではもう
ありの大きさぐらいに ちっちゃくなっちゃって
だんだん見えなくなっていく…

そうやって あなたの事も 
私の中から だんだん姿を消して
いつしか本当に居なくなるんだろうな

この暗闇の中で バラバラになった心のカケラ
見つけることもできず
上も下も前も後ろも右も左も分からない

すべてが真っ暗で
私の心の鏡が叫び声をあげてる

一度 輝きを失った鏡に
かけがえのない永遠の輝きの一粒
落としてくれる人は いつ現れるんだろう…