潮風

                   作:くら

今日 あなたの顔を見てやっぱり
心の隅のどこかに あなたがいる…
そんな感じがしたのは
あなたの さりげない優しさを
また一つ 見つけてしまったから

自分の中では もう終わった人
そう思ってた 頭では分かってても
あの彼と目が合うと
どうしても 心の波が
頂点に 達してしまうの

報われない恋 って分かってても
どんどん 波にのみ込まれて
おきあいまで 流されてく
そして また一人ぼっち

辺りは潮が引いたように 静まり
潮風に乗った あなたの香りが
虚しく 私の頬を横切っていく

振り返っても あなたはそこにいない
残っているのは あなたと過ごした
辛くて悲しい日々だけ…

一度輝きを失ってしまった心に
再び輝きを取り戻すことは できない

夕日が落ちる瞬間に 
あなたへの想いも
海の底に 沈んでくれればいいのに

この先 どんな事が訪れても
二度と あなたへの熱くて重い想いを
思い出すことのないように…