!フラダニでnon-con(痴話喧嘩でDV)ネタです。
セックス描写・暴力表現を含みます。

どでもよいと言えばどでもいいんですが
当方のフラダニはダニーの一人称「俺」です。
仕事場とマックに対しては「僕」で
使い分けております。




















 【f/d1】

その時ダニーは、はっきりと嫌だ・止めてくれと懇願した、俺の耳にも明瞭過ぎる程にその声は届いていた。
けれどダニーを突き上げる動きは止まらなくて、今しかヤる機会がないみたいな気分がしてどうしようもなかったんだ。
小柄なダニーが俺の動きで上下するのを見て内側から壊してしまいそうな恐ろしい気持ちにもなった、無理に突かれて苦し気に眉を寄せ涙を浮かべているダニーを見てもう止めなきゃと思う、でも止まらない。
背筋を這う悪寒、自分への嫌悪、吐きそうな気分なのにソコだけは今までなかった位に感じていた。

ダニーはポロシャツと白のランニングをたくし上げられジーンズと下着を剥ぎ取られた姿で靴はその辺りに転がっている、床に引き倒されてあちこち痣が出来ていた…まるでレイプされたかのようで、いや、これはレイプだろう。
ダニーのペニスは立ち上がってはいるものの今まで何度かセックスした相手に反応しているだけに過ぎない、その表情は拒絶の色が濃くまだ信じられないと言った顔で放心している。

いつもなら中の温かさと締め付けては弛む感触を楽しみダニーの快楽を引き出して一つになれる事を喜んでいた、けれど今は自身の快楽すら曖昧で只ダニーの体を貫く激しい動きだけが意識を取り囲んでいる。
乱暴に腰を打ち付け体の当たる鈍い音が響く、ダニーの苦しそうな息が律動に合わせ途切れ、受け入れるつもりのない体は力なく投げ出されフラックの動きに揺さぶられるままになっていた。

「フラ…ック…これ以上…した…ら、」

ダニーの目に浮かんだ涙が頬を伝い、子供のように泣き腫らした目がさらにフラックの情欲を煽った。

「ダニー、俺は怒っちゃいない…只、酷く悲しいんだ。」

マックの事はいい、それは分かっているつもりだった、けれどダニーは…

言われるままに誰とでも寝るダニーが許せない、そしてダニーをビッチ呼ばわりで軽く扱う周りの男たちが憎らしくてしょうがなかった。

検死官のシドが〃良い薬〃をくれるから好きにさせただの、兄貴のルイが病院でやっと回復したから上に乗ってやっただの正気とは思えない。
だからマックだって愛想を尽かす、はっきり俺に言った、

「ダニーとはセックスだけだ、彼も割り切っている。」

と、そんな筈ない、俺が一番知ってる、マックの事を楽しそうに話すダニーの顔や仕事だってどれだけ頑張ってるか、皆マックの為にそして愛しているから。
ダニー気付けよ、本当に誰がお前を愛しているかって、でも関係ないんだろう…ダニーは何があってもどう思われてもマックが好きなんだ。そう思うと俺の部屋で夜中に酔ってシドやルイの事を話すダニーに腹が立った、俺もそいつらと同じダニーの体だけが目当ての男だと言われているようで…俺の気持ちは何一つ届いていなかったのだと思うと泣きたい気持ちだった。

気が付いたらダニーをリビングの床に引き倒していた、抵抗されて頭を床に叩きつけるとダニーの眼鏡が飛んで床に落ちレンズの割れる音がした。本来なら小柄でも力のあるダニーだが酔いと思いがけない人間の暴力に体がすくんでいるのがわかる、抵抗が止んだ瞬間に服をたくし上げジーンズや下着を引きずり下ろした。

足の間に体重をかけ割って入ると自身の立ち上がったモノを引き出し唾液を擦り付ける、何の躊躇もなく乾いて緩みのないソコに突き入れた。
ダニーの叫び声がして大きく開かれ折り曲げられた足が細かく震えている、ダニーの切迫したけれど弱々しい声、こんな声は初めて聞いた、苦し気な細い声が俺の耳に届いた。

「フラック…嫌だ…こんな・の、止め…っあ!」

けれど言葉の最後は激しく突き上げる動きに声にならなかった。




まだ酔ってるんだろうか、天井がグルグル回る…起き上がって逃げるか?それとも殴りかかればいい?何だかどっちの気分でもない、あんな滅茶苦茶にされても結局最後はイっちまった。
ボヤけた視界に気付いて手を這わし飛んでいった眼鏡を探す、眼鏡をかけると見事に左目の視界はくっきりとひび割れていた。

呆然とまだ僕の間に膝立ちになっているフラックが映る、もう気が済んだのかソコはだらりと垂れてて精液と血が粘ついている、アレは俺の血だ…最中ずっと中まで酷く痛んだ。床に押し付けられて体中軋んでる、足だってあんなに広げられて骨が外れるかと思った。

フラックがここまでするなんて思わなかった、口が滑って悪かったとは思うけれどこれじゃまるでレイプだDVってヤツ?

あぁ吐きそうだ、でもフラックを怒る気も逃げる気にもならない、フラックは俺の目の前で情けない面して泣いてる。

冗談じゃねぇ泣きたいのはこっちだろ、さっさと始末してから泣けよぶら下げたまんまじゃなくてさ…
そう言おうと思った時、フラックの鼻をすすった涙声が聞こえた。

「…ごめん、ダニー、ごめん…」

あーあ鼻水まで垂らしてるよ、謝られてもこればっかりは
「いいよ気にすんな、」って訳には流石にいかない。

ダニーは上体を起こすとあちこち痛む体を引きずりながらフラックから離れた、子供みたいに泣いてはいるがあの馬鹿デカい体のフラックに押し倒されんだと思うとゾッとする、本人には同性のプライドってヤツかあまり言いたかないがナニだってかなりの大きさで力任せに突っ込まれてちょっと大変な事になってるのは酷い痛みと腰を引いた時にリビングの床張りに付いてた血の滲んだ汗や精液の痕を見ても分かる。

レイプ事件の現場捜査を思い出して急に吐き気が襲ってきた、仕事でどんな現場を見ても動じはしないが事、プライベートなら話は別で人間らしい恐怖や嫌悪感を俺だって持っている。

突然フラッシュバックのように鮮明な記憶の断片が頭に突き刺さる、それは捜査現場ではなくもっと古い記憶の…壁に背をつけてへたり込み口元に手を当てているダニーを見てフラックは慌てて下着とスラックスを引き上げると恐る恐るダニーに近づいていった。

「…ダニー、大丈夫か?…気分…悪いのならベッドで横になれよ。
…もう絶対何もしないから。」

フラックがかすれて乾いた声で切々に話しかける、まだ目尻に涙の痕が滲んでいて憔悴しきった顔はどちらが被害者なのかわからない、フラックは抱きしめたいが触るのを躊躇するかのような及び腰でダニーの前でまた座り込んだ。
触れる代わりに自分の着崩れたワイシャツを脱ぐとダニーの剥き出しになった下肢にそっと架ける。

ダニーはまだ青ざめて口を手で覆っている、違う、お前の事じゃなくて…ダニーはそう言いたかったが息をつくのがやっとだった。

「フラック…」

そして絞り出せた声は違うことを話し始めた。

「あの時、俺は野球しか知らない馬鹿で、ソニー達が…」

自分の言った言葉にハッとなり怪訝な顔のフラックを仰ぎ見るとダニーは意を決したように語気を強め続きを紡いだ。

「誰にも言った事ないんだ、ルイも知らないし、ソニー達だって忘れてるかもしれない…あいつらが俺をレイプしたこと。」




!ダニーの過去で子供に対する性描写・暴力表現を含みます。
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