10cm屈折望遠鏡をつくろう!<その2>
Last Update:2002.8.25
   <その1>に続いて、望遠鏡を乗せる架台作りです。
 


これが師匠が設計した「キリン型架台プロジェクトTタイプ」の部品の主なものです。
安くあげるために、木材はコンパネです。


まず最初に、望遠鏡を乗せる部分を組み立てました。
木ねじと木工用ボンドでひたすら頑丈に。
左上の半円の部分に望遠鏡ホルダーの「耳軸」と呼ばれる可動部が来るわけです。
あとはデザインの領域になるわけですが、師匠はかっこいいのを考えましたね〜。


脚を組み立てたところです。こちらもひたすら頑丈に。
地面と接する方は細く仕上げてあります。先にはクッションゴムもつけます。
脚もスリムでかっこいい〜。


これは望遠鏡のホルダーです。これは組み立てまですべて師匠が作ってくれました。
蝶番とパッチン錠で主筒をはさみこむ仕様です。
ホルダーはセンター分けでなく、オフセットをつけてあるので、
あとで持ち運び用の取っ手をつけることができます。


まず感じをつかむために土台の部分だけ組み立てたところです。
この円盤に可動部が乗るわけです。


可動部をスムーズに動かすために、「しきい滑り」を貼っています。
(ただし、さらに慴動性を良くするために後で小さく切ってます)


これは脚の折り畳み用の可動部になるところです。後の全体写真でどうなるかわかります。


可動部を乗せたところです。可動部は中心の「ずん切りボルト」を軸に回転できます。
また、先程の折り畳み可動部により、右側のように簡単に折り畳むことができます。


望遠鏡を乗せてみました。迫力がありますねえ。全高は180cmを越えてしまいます。
さらに脚の部分の強度アップのため、4.5mm厚のベニヤ板を買ってきて、
板張りをしてみました。脚の曲線部は細部を見るとむちゃくちゃ大ざっぱですが、
遠目から見るときれいに見えています。^^; 塗装は後日ということで。
そういえば、望遠鏡も「塩ビパイプ」のままですねえ。どうしようかな〜。


少しオリジナリティを出そうと、脚の1本の一部だけ小物入れにしてみました。
蝶番とマグネットを使っています。
中に細かく棚を作ればもっと便利ですが、これもまた後日。

私の現在持ってるアイピースでは、約72倍〜186倍となります。
月のクレーターも大迫力です。早く木星や土星の季節になって欲しいなあ。
これで高倍率のほうはいいのですが、低倍率の方をもうちょっと広げたいですねえ。
師匠はアイピースも作ったら?というのですが........そういやファインダーもないぞ〜。
架台はできたが、課題は残る。おそまつ。^^ゞ
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