---------- 車両解説 ----------

1400系(旧)

 1939年(昭和14年)に大阪電気軌道が参宮急行電鉄の2200系(新)と同時に製造した車両で、性能・機器とも2200系(新)に準ずる。車体も2200系(新)を基本としているが、側面中央に扉を設けて3扉とし、座席はロングシートである。製造当初はデボ1400形・クボ1500形として登場し、全車両運転台であったが、後に片側の運転台撤去工事が施工され、モ1411〜モ1416を除く全車が片運転台となった。このうち1962年(昭和37年)に片運転台化されたモ1410は運転台が完全に撤去され、乗務員扉が埋められ新たに窓が設置された。またモ1401・モ1408・モ1410は片運転台の際、余剰となった前照燈を利用して2燈化されたため独特なスタイルとなったが、後にシールドビーム2燈化により元の外観形状に戻った。
 発電ブレーキを装備していたことから青山町以東の山間部への乗り入れも可能であり、晩年はク3110形などと2M1Tの編成で主として区間列車に活躍した。主電動機は三菱製MB−266AF(150kw×4)を採用、台車は日車製D−22形を履く。
 2430系2800系の登場により、1976年(昭和51年)にモ1400形のうち9両が電動貨車モワ10形(旧)に,ク1500形のうち2両が同クワ50形(旧)に改造され、残りの車両は廃車された。なお、貨車化後ブレーキのAMA化が行われたが、外観上の変化はあまりなかった。
***
大阪側先頭に立つモ1409(Photo : fujiko22さん) 片運転台化の際、余剰の前照燈で2燈化されたモ1408 (Photo:fujiko22さん)
***
 モ1400形(Mc)・ク1500形(Tc) 
 モ1401 〜 モ1416   モ1416は旧モ1400 
 ク1501 〜 ク1505   ク1505は旧ク1500 

記事および画像の無断転載はお断りします
© 1999 大和路ポストマン