---------- 車両解説 ----------

1430系
<1430系・1435系・1436系・1437系・1440系>

 1250系(現1420系)を標準軌線共通仕様に設計変更して1990年(平成2年)から製造された車両で、車体そのものは1233系に準じているが1230系列は日立製インバータを採用しているのに対して、1430系列は三菱製のインバータを採用している。1992年製(平成4年)の1435系からは1233系に対する1249系同様、補助電源装置がSIVBS−483Q形(70kVA)に改良された。また、1991年製(平成3年)1436系では1252系同様ボルスタレス台車が採用され、1437系ではTc車のディスクブレーキが1軸1ディスクから1軸2ディスクに変更されたが後に1ディスクにかいぞうされている。尚、1437系最終番号の1445Fは当初よりTc車のディスクブレーキは1軸1ディスクで登場している。その後、名古屋線所属車の1437系から1437F・1438F・1440Fがワンマン仕様に改造され、系式も1440系と改められた。
 次世代一般車両登場を控えた2024年(令和6年)から、接客設備改善と運行機器関連のリニューアル工事が施工され、外観は前面と側面の行先表示器をカラーLED式表示器に交換し、前照灯部をLEDの標識灯に変更、従来の標識灯部をLEDのヘッドライトとし視認性の向上を図った。また前面の左右には転落防止柵が設置され印象が変化した。車内においては車内照明をLEDの間接照明とし、座席はドア側端に透明デザイン板を施したものに変更、両端と中央寄りに天井とを繋ぐポールも追加された。同改造は順次施工が進められる。
 急行増結用として使用されるほか、単独のローカル運用に使用されている。尚、1431F・1432Fは主に信貴線の運用に就くことが多い。
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ワンマン運転中の1440系1440F シングルアームパンタに交換された1440系1437F

大阪線用画像

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1430系  モ1430形(Mc) + ク1530形(Tc)  31・32  33・34(冨吉) 
1435系  モ1435形(Mc) + ク1535形(Tc)  35  − 
1436系  モ1436形(Mc) + ク1536形(Tc)  36  − 
1437系  モ1437形(Mc) + ク1537形(Tc)  39・41〜45  − 
1440系  モ1440形(Mc) + ク1540形(Tc)  −  37・38・40(明星) 

2024年 9月22日更新

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