---------- 車両解説 ----------

9000系

 名古屋線では1200系界磁チョッパ車が登場したが、奈良線でも9000系として同性能を有する車両を製造した。1983年(昭和58年)3月から1984年(昭和59年)10月まで2両編成8本16両が製造され、車体は基本的に8810系に準じているが、当初より側面に行先表示器が取り付けられている。主電動機は1200系と同形、制御装置は8810系と同形(但し1C4M)で、電動発電機はHG−77463形、コンプレッサはC−2000M形が採用されTc車に搭載された。また、パンタは下枠交差形のPT−48形がMc車に2基搭載された。尚、冷房装置は8810系のものに準じている。9005F以降は冷房装置の仕様変更で車体高さが変更、また9003F以降のコンプレッサはHS−10形に変更された。2004年(平成16年)から名古屋線への移籍が始まり、2006年(平成18年)12月に9004Fが移転されたのを最後に、奈良・京都線からは姿を消した。
 現在、名古屋線急行の増結やローカル運用に活躍しているが、各車ワンマン改造が施工されている。
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登場時の9000系 京都線で運用中の9000系+1230系4連急行
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名古屋線急行の運用に就く9000系 ワンマン改造を受けた9000系
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←名古屋
 ク9100形(Tc) + モ9000形(Mc) 
9101 + 9001
9102 + 9002
9103 + 9003
9104 + 9004
9105 + 9005
9106 + 9006
9107 + 9007
9108 + 9008

2008年 2月24日 更新

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