---------- 車両解説 ----------

阪神電気鉄道 9000系

 1995年(平成7年)に発生した阪神淡路大震災で、阪神電鉄では多くの被災車両の廃車を余儀なくされる状況となり、それら車両の代替えとして製造された急行用通勤車両である。短期間での落成が目指され、当時製造ラインにある程度余裕のあった川崎重工において軽量ステンレス車体の9000系が製造されました。
 前面は阪神8000系や5500系をベースとしたものとなりましたが更にスピード感を演出するデザインになり、左右窓下は黒塗装として赤とグレーのラインを配した。座席はロングシートで、各車姫路側には車椅子スペースも設けられた。編成は大阪側からク9200形(Tc1)+モ9000形(奇M'1)+モ9100形(奇M1)+モ9100形(偶M2)+モ9000形(偶M'2)+ク9200形(Tc2)の6両編成で、VVVFインバータ制御を採用している。CPは重量配分を考慮しM’車に搭載され、パンタは中央M車に1基ずつ、編成当たり2基のみとなっている。
 2009年(平成21年)3月からの近鉄線相互直通運転に伴い、保安設備や連結器の交換、行き先・種別表示器のLED化が行われ、塗色も阪神1000系と同じくオレンジをベースにしたものに変更された。現在5編成30両が在籍しています。
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近鉄奈良線を走る阪神9000系 阪神尼崎駅に到着する9000系
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 ク9200形(Tc1) + モ9000形(M'1奇) + モ9100形(M1奇) + モ9100形(M2偶) + モ9000形(M'2偶) + ク9200形(Tc2) 
9201 + 9001 + 9101 + 9102 + 9002 + 9202
9203 + 9003 + 9103 + 9104 + 9004 + 9204
9205 + 9005 + 9105 + 9106 + 9006 + 9206
9207 + 9007 + 9107 + 9108 + 9008 + 9208
9209 + 9009 + 9109 + 9110 + 9010 + 9210

2009年 4月 4日 更新

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