---------- 車両解説 ----------

大阪メトロ 20系

 1985年(昭和60年)に大阪市交中央線の新深江〜長田間の開業に伴い、輸送力の増強と従来車50系や30系の代替車として1984年(昭和59年)に登場した車両である。車体18m長でアルミ製、側面は4扉で座席はロングシートである。登場時は最新であるVVVFインバータ制御を採用し、台車は住友金属工業製DS−20形を装備、ブレーキは回生制動演算装置付全電気指令式のOEC−3形を採用した。また、冷房装置は超薄型の三菱製CU−74C形を装備する。
 1984年(昭和59年)から1989年(平成元年)にかけて中央線、谷町線に投入されたが当初は0番台車は中央線、30番台車は谷町専用として運用された。その後、2006年(平成18年)3月の近鉄けいはんな線開業に伴い、谷町専用30番台車も全車中央線に移籍した。またその際、近鉄線内ではワンマン運転が開始され、対応機器の設置が施工されている。
 第1編成は2014年(平成26年)にいち早く廃車、以降2022年(令和4年)からは30000A系400系の投入に伴い順次廃車が進み、2024年3月で全車姿を消した。
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当初より中央線で運用されていた0番台 谷町線から転用された30番台

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 2600形(Tec1) + 2100形(Mb1') + 2800形(T') + 2300形(Mb2) + 2200形(Ma2) + 2900形(Tec2) 
2601 + 2101 + 2801 + 2301 + 2201 + 2901 2014年 8月廃車
2602 + 2102 + 2802 + 2302 + 2202 + 2902 2022年 9月廃車
2603 + 2103 + 2803 + 2303 + 2203 + 2903 2023年 1月廃車
2604 + 2104 + 2804 + 2304 + 2204 + 2904 2023年10月廃車
2605 + 2105 + 2805 + 2305 + 2205 + 2905 2024年 1月廃車
2606 + 2106 + 2806 + 2306 + 2206 + 2906 2024年 3月廃車
2607 + 2107 + 2807 + 2307 + 2207 + 2907 2022年10月廃車
2631 + 2131 + 2831 + 2331 + 2231 + 2931 2022年 8月廃車
2632 + 2132 + 2832 + 2332 + 2232 + 2932 2024年 3月廃車
2633 + 2133 + 2833 + 2333 + 2233 + 2933 2024年 2月廃車
2634 + 2134 + 2834 + 2334 + 2234 + 2934 2022年12月廃車
2635 + 2135 + 2835 + 2335 + 2235 + 2935 2022年12月廃車
2636 + 2136 + 2836 + 2336 + 2236 + 2936 2023年 1月廃車
2637 + 2137 + 2837 + 2337 + 2237 + 2937 2023年 8月廃車
2638 + 2138 + 2838 + 2338 + 2238 + 2938 2023年 6月廃車
2639 + 2139 + 2839 + 2339 + 2239 + 2939 2023年 9月廃車

2024年 4月21日 更新

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