---------- 車両解説 ----------

京都市交通局 20系

 京都市交通局では、現在使用している10系車両20編成のうち初期形の1101F〜1109Fを対象として、2021年(令和3年)〜2025年(令和7年)に新型の20系車両と置き換えることとし、2021年(令和3年)7月に20系第1編成が登場した。車体は無塗装のアルミニウム合金製ダブルスキン構造で、10系と同じく乗降扉を片側4扉とし、前面は曲線を多用した10系より丸みを帯びたスタイルとなった。先頭車車内には車いす・ベビーカースペースや大型荷物などがあっても利便性とバリアフリーに配慮したエリアを設け、中央部には「立ち掛けシート」と呼ばれる簡易シート設備も設置されている。編成は国際会館側よりク2800(Tc)+モ2700(M)+モ2600(M)+モ2300(M)+モ200(M)+ク2100(Tc)で、編成番号(下2桁)は31よりから付番された。制御方式は最新のVVVFインバータ制御が採用されている。
 運用は各種試験実施後の2022年(令和4年)3月からで、第2編成以降は順次投入されている。尚、20系運用開始前の2021年(令和3年)7月に10系1106Fが廃車となり、20系投入に伴って1109Fまでの1・2次車は順次廃車となる。
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近鉄線内の運用に就く20系 急行運用に就く20系
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←国際会館
 モ2800形(Tc) + モ2700形(M) + モ2600形(M) + モ2300形(M) + モ2200形(M) + モ2100形(Tc) 
2831 + 2731 + 2631 + 2331 + 2231 + 2131 2022, 3 営業開始
2832 + 2732 + 2632 + 2332 + 2232 + 2132 2022, 6 営業開始
2833 + 2733 + 2633 + 2333 + 2233 + 2133 2022,11 営業開始
2834 + 2734 + 2634 + 2334 + 2234 + 2134 2023, 9 営業開始
2835 + 2735 + 2635 + 2335 + 2235 + 2135 2024, 1 営業開始
2836 + 2736 + 2636 + 2336 + 2236 + 2136 2024, 7 営業開始
2837 + 2737 + 2637 + 2337 + 2237 + 2137 2024 竣工予定
2838 + 2738 + 2638 + 2338 + 2238 + 2138 2025 竣工予定
2839 + 2739 + 2639 + 2339 + 2239 + 2139 2025 竣工予定

2024年 8月16日 更新

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