---------- 車両解説 ----------

養老鉄道7700系(元東急7700系)

 養老鉄道元近鉄610系の老朽化に伴う置き換え車両として、2018(平成30年)年より東急から譲渡された車両で、3両編成3本、2両編成3本の計15両が存在する。外観は元東急時代の赤帯のほか緑帯、赤及び緑の歌舞伎調柄の4種類となった。また車椅子スペースの新設やシートモケットの張替え、3両編成の中間車への転換クロスシートの設置などの改造が実施されている。
 種車は1962年(昭和37年)から製造された元東急7000系で、1987年(昭和62年)から1991年(平成3年)にかけてVVVFインバータ制御化、冷房化、台車交換が行われて7700系となったもので、車齢自体は置き換えの元近鉄610系と差異はないが、前述の改造により比較的機器は新しい。
 編成は大垣側より2両編成はモ7700形(Mc)+ク7900形(Tc)、3両編成はモ7700形(Mc)+モ7800形(M)+ク7900形(Tc)となり、2019年(平成31年)4月より運用を開始している。
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2両編成の7701F 歌舞伎調柄の塗装になった3両編成の7712F
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←大垣/揖斐・桑名→
 モ7700形(Mc) + ク7900形(Tc) 
7701 + 7901 赤帯
7705 + 7905 緑帯
7706 + 7906 緑帯
 モ7700形(Mc) + モ7800形(M) + ク7900形(Tc) 
7703 + 7803 + 7903 赤帯
7712 + 7812 + 7912 緑歌舞伎調柄
7713 + 7813 + 7913 赤歌舞伎調柄

2025年 6月21日 更新

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