千の会コンサート深き秋の音
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いよいよ本番      

さて、本番10分前。舞台に集合をかけてある。
その間に、よっしーさまと二人で、三絃の調絃を見て回る
開演五分前。さっちゃんに開演前のアナウンスをお願いする
原稿は、私が書いたがさっちゃんに読んでもらうときは、原稿を書くのも楽な物
「開演五分前アナウンス。ご自由に」などと書いておけば
「ただ今開演五分前でございます。ロビーのお客様は、会場へお入り下さい」
などと、適当に言ってくれる。
では、まず開演五分前のブザーを・・・。普通の舞台では「ブー」と独特の音がする
この音を聞くと、いよいよ本番の緊張感と、期待感が身体に流れる
ところが、ブザーは「キンコンカンコン」と可愛いチャイムでした。
「あれー」と一緒にいたさっちゃんと顔を見合わす、可愛い音。でもちょっとがっかり。

そして開演時間。会場の入り具合はまあまあ。スタッフのお兄さんにロビーの様子をモニターで写してもらう
それほど人があふれている様子もない「時間通りに始めます」とスタッフに言い残して私は舞台へ・・・・。
ここでもう一度、三絃の調絃を見て回る。さて、いよいよ本番のチャイム。
「本日はご来場いただき、どうもありがとうございます」さっちゃんのアナウンスが流れていよいよ本番が始まる。

アナウンスを終わったさっちゃんが舞台に上がってきて、緞帳が上がる。
ライトが当たる、にこやか〜〜〜に笑いながら、お辞儀。
いよいよ「八千代獅子の始まり」心配していた三絃の調絃もみんなあまり狂わず無事終了

都踊りの合間に緞帳の前に出て、挨拶をする。狭い緞帳の間を通る前に
舞台スタッフが、丁重にワイヤレスのマイクを渡してくれる。
その丁寧さが何ともうれしかった。あまりはなすべき事を用意していなかったのであっさりと挨拶を終わる。
あまり考えなくても言葉が出てくるのは、やはりムーヴで鍛えた物だろうか?
と思っておりましたが、昨日ビデオが届きました。
何か私早口でした。反省材料が増えました。

さて、都踊り心配したけれど、切れて張り直した三絃の糸も、
緊張していた演奏者の声も、本番はなかなか良くまとまったようです。
あとで本人が申しますには「昨日先生が、大丈夫と言って下さったので、なんだかほっとして・・・」
うーん。私ってえらい。良い先生だわ。と、密かに自画自賛。

しかし、この都踊りの後が実は私にとって最大の山場
なんと言っても着物からドレースにお色直ししなくては行けないのだ
楽屋への廊下を疾走。大急ぎで着物を脱いで、ドレスを着る。
どこか変になってないか心配だ。靴は手に持ってまたまた廊下を走る!
どきどきしながら舞台へ。間に合った・・というか、私が来なければ緞帳はあげられないんだけど

絃歌は、ジャパニーズ路線から、現代風への繋ぎのちょっと、大事な舞台。
最初の和音から気合いを入れたい。
あとで書いている私の新しい十七絃の初舞台でした。
ホールの良さに助けられ、自宅の練習ではバルトークも「バシーン」
となるだけだが、ホールの舞台に上がると、深みのあるバルトークになる
これを決めた瞬間。「このホール、合格!、今後もお世話になりたい」と心で思う。
箏は大抵どこのホールでも良く音が響くが、十七絃は時々低音が響かないホールがある
今回は、素晴らしい。客席の後ろの壁に反射した自分の音が返ってくるのがわかる

そして、絃歌の次はさくら変奏曲。これも手が早いだけに、演奏者の心中は察するにあまりある
「気迫よ!」と心の中で、エールを送る。
自宅で練習してるときお母さんが「やっぱり箏には、さくらが良くあってる。頑張りなさい」
と応援してくださったとか。本当にご家族の皆様、ご協力ありがとうございました。

休む間もなく,Duo絃舞三態。
仕事を持つ超キャリアウーマンながらも、みんなを引っ張ってよく頑張ってくれた演奏者。
この曲の練習も100回弾きを達成。そのせいかやはり安定感ある演奏になりました。
もう少し早さ抑えめかと思ってました、結構本番は勢い良かったですね。

ここで休憩に入り、一休み。この間に十七絃の調絃をする
気が付いてみれば、十七絃の曲が9曲中4曲。
今年のはじめに買った新しい十七絃がようやく音が良くなりかけてきたので
今回初舞台を踏ませることにしました。会場の響きの良さにも助けられ
まあまあいい音でなってくれたように思います。やはり十七絃が二つあると
調絃も無理が無くて楽でした。

本番・・後半の部へ