千の会コンサート深き秋の音
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その1前日リハその2


さて、午後の部に突入。それにしても今回うれしかったのは、会場のこと
こけら落としが今年の6月。オープンにしたばかり。
奈良県下のホールはあちこち利用させていただいたが、会場スタッフの態度が気になる
ホールのスタッフには気むずかしい方もいらっしゃって、使用料金を払っているのにいやな思いをさせられることもある。
もちろん、良いスタッフに恵まれて、気持ちいいコンサートもさせていただいている

今回も丁重に色んなお願いをすると、気持ちよく「いいですよ」と返事が返ってくる。
こちらも、それなりに気を遣ってはいるが、それにしても若いのに落ち着いた雰囲気のスタッフだ。
舞台の照明についても、一事言うと静かに頷いたと思うとどこかへ消えていく
どうしたのかと思うと、ライトの位置を変えたり、照明の調節をしてくれている
又、気が付くとリハを続ける私のそばに、じっとスタッフが立っている。
どうやら、箏の表面が光って弾きにくい時があるので、じっとその様子を観察してくれているようだ。よかった、良いスタッフで。
それほど、照明に凝るつもりはないので、「全体に上品に、まとめてください」
とだけお願いして、あとの事はプロに任せることにする

さて、リープ。今日は尺八がないので箏と十七絃での練習。
最初の方の微妙なのり具合が難しい。
後半になってくると速度も上がるので今度は箏の手が早くなってくる。
十七絃は、後半ひたすらちからわざ。力の続く限り八分音符を引き続ける。
このときはこの夏に鍛え上げた私の右腕がありがたい。
「真美夜」「草笛の頃」に感謝。「祈詩REENMEN」のトレモロにも感謝
箏は、二拍の三連譜とか、五連譜とか、ややこしいリズムがあるのだが
良く練習してくれたのか、綺麗にリズムがはまるようになってきた。

そして、やっと私が休憩時間をとれる「氷華二題」
二人の舞台での並び方を、色々替えて弾いてみる。
結局、ハの字型に並ぶことに落ち着く。今度は、客席で見ていた他のお弟子さんから
二人のライトのあたり具合が違うのか、服の色が違って見えると言う声
又、位置をずらしたりしてみる。二人での暗譜の曲、意気込みが感じられる。
かなり時間をかけた二人なので、どうか良い本番が迎えられますように・・・。

いよいよ、終曲「エルフ」総出演なので楽器の準備も時間がかかる
ここで「先生お食事してきてください」と、お弟子さんが気を遣ってくれる
楽屋へ行って、軽くお茶とおにぎりで休憩。舞台用モニターで、準備しているお弟子さんが見える
私が書いた、舞台の楽器配列表を見ながら楽器を並べてくれている
準備も整った様子なのでいざ舞台へ。

舞台の後ろのほうではスタッフが、ライトを並べてなにやら準備。
いったいどんな照明になるのやら、

客席から、並びを見ながら演奏を聴く、一度とおしてみると
「全員そろっているのに何でこんなに迫力がないの?」と、ダメだし
みんな緊張しているのでしょうか?一人一人では結構いい音が出ていたのに
あまりに音が聞こえない。最初から、少しづつダメを出しつつ進めていく
だんだん音が出てくるようになった。そうそう、こうでなくっちゃね。
せっかくこんなに時間かけた「エルフ」努力の跡が見える演奏であって欲しい。
エルフの十七絃を私と一緒に弾いてくれる演奏者の顔が真っ暗だ
またまた「おそれいりますが・・・」と、恐縮しながらライトの当て方を考えてもらう。
2時間近い練習のあと、前日リハ終了。

片づけて、私は今日の分の会場設備費用を払いに事務所へ行く
「いよいよ、明日ですね。」と、事務所の方に激励される。ちいさな一言もうれしい
さ、とうとう明日。地下の搬入口から地上に上がっていくとすでに暗くなりかけている
車のライトをつけながら、明日への何とも言えない期待と不安を抱きながら
暮れゆく道を帰っていったのでした。

続く・・・・いよいよ、本番の日へ