九州民謡による組曲(牧野由多可)
いつものように光彩が終わり、来年度の曲がこの曲に決定。
島原の子守歌、おてもやん、刈り干しきり唄の3曲が
牧野由多可独特のアレンジで、メドレーとなっています。
牧野先生にはほんとに済みませんが、
この曲を聴くまで、牧野先生の偉大さを理解していませんでした。

初めてこの曲を聴いたのは、とある演奏会。
一箏は吉岡紘子先生。
雲の上の存在でしたが、美しく表情豊かで
特にこの曲の二章とも言うべき、「おてもやん」の旋律に
曲が変わったとき、吉岡先生が、表情をぱっと明るく変えられたのが
とても印象的でした。他の演奏者の皆さんごめんなさい
ほとんど吉岡先生ばかり見てました。
と言うように、練習に入る前のこの曲に対する印象は
ほとんど、吉岡先生の表情が表すあかるい「おてもやん」でした。
じっさい、ひいてて一番面白いのも「おてもやん」の所で
各パートがそれぞれ打てば響くように、掛け合いを楽しみ
時には、一つになって音を奏でるおもしろさ。
曲の切り替わりの鮮やかさが楽しい。
演奏者、聴衆共にわくわく!!・・となるには随分時間をかけないと
ただ、最後まで合ってましたと言う程度の消化不良に終わりそうな曲です。
ぼちぼちと、聞いている人にどういう風に感じて欲しいか
と言うことを考えられるように、なりかけてきた物で
よけいに、やってもやっても目指す演奏が出来ないように思えてました。

最近の更新状況は、ちょっとのんびり。
本業が忙しいんです。あれもこれも練習しなくては・・
と思うと、どこで今年度の計画を間違ったのか反省ばかり
でも人に言われました。
「元気でやることがあって幸せじゃない」
その通りです。
さて続きですね。
少しづつ「こう弾きたい、ここはこういう感情を聞く人に持って欲しい」
とは思う物の、どうすればそうなるのかがわからない。
金縛り状態。
迷うから、よけい音が決まらない。
とにかく転調の多いこの曲を暗譜したものの
消化不良のまま「光彩V」が近づく。
この時、ついでに私は十七絃の独奏曲「いするぎ」
にも取りかかっていました。これまた「出来るのか??」
細かいテクニック的な未熟さは、勢いでカバーと言う得意の手段に訴え
なんとか、「光彩V」を終了。
終わってみれば、今まで八回行った、「光彩シリーズ」の中では
結構良い演奏が出来、結果を残すことが出来ました。
内容に不満はあった物の少しづつ音楽がわかりかけたからでしょうか?
しかしメンバーの家庭の事情が深刻化し初め、
華やかな衣装で立って箏を弾いたのもこれが最後。
この時の衣装はすさまじく、舞台にでていくと会場がどよめきましたっけ。
「光彩」もこの時から有料になり、アンサンブル彩の一つの転機の年となったのです。
続く