「職場訪問の怪」 (5万ヒットキリ番リクエスト)
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タイトル
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かったりいなあ~さっさと診断書出せよ~
リーチはぶちぶちと心の中で文句を言いながら、両足をそろえて座り直した。
今、リーチは障害事件で被害者になった男の診断書を貰いに警察病院まで来たのだ。トシは今寝ている。
はあ……
怠いからトシに任せたら良かった……
ユキに会えたらいいなあ~なんて思いながら来たのだが、受付は病人で溢れている。そんな中、ようやく見つけた長椅子の隙間にリーチは身体を押し込み座っているのだ。
ぼんやりと受付でリーチが待っていると、偶然名執が同僚らしき男と立ち話しているのを見つけた。
んだ~あいつ……
俺のユキに誰が話して良いって許可を与えたんだ~
と訳の分からない難癖をつけながら、リーチはその二人を眺めていた。
警察病院は大きいため、リーチが来たからといっても何時も名執と会えるわけではない。向こうは外科医で、大抵手術をしているか、診察をしているか、もしくは回診をしているかであるからだ。
随分前……まだ名執とつき合っていない頃、良く仮病を使っては診察を受けていた頃が懐かしい。
あの頃は俺も若かったよなあ~
何も考えずにユキを監禁しちゃったんだから~
なんて、いつだって何も考えずに行動するリーチなのだが、そんな風に一人思いクスクスと心の中で笑った。
だが……
あいついつまで立ち話してるんだよ……
さっきからずっと名執はその同僚らしき男と話し込んでいるのだ。名執の表情は変わらない。どうも淡々と話している様だが、相手の男はやや興奮気味だ。
名執にはもう話す気が無いのか、その男から離れるためにきびすを返したのだが、肩を同僚に掴まれ引き留められた。
むかああっ!
人の男に手え出すんじゃねえぞ!
と、リーチは名執が肩を掴まれたことで頭に来ていた。
むかつきながら立ち上がると、流石に名執と目があった。すると名執は苦笑した顔をこちらに向けて、次に同僚をやんわりと押しやると、こちらにやってきた。
「隠岐さん。今日はどうされました?」
言いながら名執はリーチの隣りに座った。
「……障害事件で怪我をした男の診断書を貰いに来たんですよ」
ニコリと笑みを浮かべながらリーチは言った。
「そうですか……刑事さんは大変ですね」
名執はそう言って緩やかに笑う。
「……さっきの人と随分話し込まれていましたね」
肩、掴まれてたじゃねえの~
むかついてるんだよ俺は……
と、心の中ではそう思いながら、リーチは利一モードを保った。
「……先程、会議があったのですが……色々あるんですよ……」
言って名執は立ち上がった。
「色々?」
おい~ちゃんと説明してから行けよ。
「済みません、これから直ぐに院長先生の回診が入っていますので、また今度……」
済まなさそうに名執はそう言って、去っていった。
色々かあ……
まあ医者同士、色々軋轢もあるんだろう……
と思いながら、去っていく名執を見送っていると、こそこそと後ろをついていく男を見つけた。先程名執と話していた男だ。
なにつけてるんだ?
リーチは思わず自分も立ち上がり、その男に見つからないよう後ろをつける。すると途中で男がいきなり後ろから名執に飛びつこうとした。
なんだこいつっ!
リーチは思わずその男を後ろから掴んで、病室の使用済みシーツを入れてあるキャスターに男を放り込んだ。その拍子に、ガコッっ!と言う音が鳴り響き、名執が振り返った。
「隠岐さん……?何をしているんですか?」
何があったのか分からない名執は困惑した顔でリーチに言った。
「いえ……ちょっとお手伝いを……」
そうリーチは言い、男とシーツを入れたキャスターを押してそこから離れた。後ろからずっと名執が不審気な視線を送っていることには気が付いていたが、それをあえて無視した。
でもって、こいつどうしようかな~
と思いながら、キャスターをごろごろと押し、エレベータに乗ると一階まで降りた。途中、男の意識が戻ったのか、シーツが盛り上がった所を、リーチは思いきり殴り、その下にいるはずの男を黙らせた。
病院の裏にはクリーニング会社のトラックが停められていたため、リーチはその後ろの荷台にキャスターごと男を放り込み、トラックの後部扉を閉め、最後にフックをかけた。
たくよ~
何でこんなのがいるんだ?
もしかしてあいつ……
毎日こんな男達に追っかけられてんじゃねえだろうなあ……
ぶつぶつと心の中で悪態を付き、受付に戻ろうとすると病院の端にあるフェンスのところで三人の医者がたむろしていた。
ユキは忙しいってのに、あいつら何やってんだよ~
リーチはムカムカしながら、そのたむろしている医者にそっと近づいた。そうして三人の医者達の会話が聞こえる所まで近寄り柱の影に隠れて様子を窺った。
医者のうち一人は少々太り気味で顎にひげを生やしていた。その男が言った。
「あの名執と目が合うとなんだか馬鹿にされたような気がしないか?」
「それは分かりますね。まあ確かに腕は良い……」
痩せた鳥ガラみたいな男が言った。
「院長にも可愛がられてるからな。自分が引っ張ってきた医者だから余計だろうけど、色目でも使ったんじゃないの~?そういうタイプじゃないか~、あの名執ってさ~」
大人数に紛れるととたんに存在感の無くなりそうな男が言った。
なあにが色目だ~
ああ言う顔なんだよっ!
ほっとけっての!
リーチはそう叫びそうなのをグッと堪えた。
「要するに、なんか失敗すりゃいいんじゃないのか?」
ひげが言った。
「情けない所を院長先生に見られたら、評価も下がるでしょうし」
鳥ガラが同意する。
「とっつかまえて、ぼこぼこにしてやっても良いけどね~」
おいおい、そんなことしたらお前ら命は無いぞ……
と、リーチは本気でそう思った。
「それはまずいでしょう……」
苦笑したように鳥ガラは言った。
まずいとも……
マジでやるなら俺もマジになるぞ……
「おっと、そろそろ回診の時間じゃないか?」
言って三人はぞろぞろと歩いていってしまう音が聞こえた。
あれ……
向こう側にも出入り口があるのか?
自分の前を通ると思っていたリーチは、それを待っていたのだ。目の前を通った瞬間にぼこぼこにしてやろうと思っていたのだ。
だが思惑が外れた。
くっそ~
それにしても回診って言ってたな……
ユキも回診だと言っていた。
あいつらと一緒に廻るのか?
くっそーあいつらユキに何か仕掛ける気だな。
捕まえて俺がぼこぼこにしてやる!
リーチはそう決めると、自分もきびすを返して、病院内に戻った。そうして外科の病室のある三階に上がった。
そうして病室のある階に来たはいいがまだ回診の団体は見当たらなかった。
……まだなのか?
と、その時背後でエレベータが到着した音をたてた。
いつも通りの回診であると思ったのだが、本日はなんだか妙であった。
回診は院長を先頭に、次に外科部長、その次が名執で、その後ろに手の空いている外科医が数名つく。あとは数人の看護婦だ。
だが名執が本日妙だと思ったのは、最初の大部屋を回診した後だった。
「新谷君は?」
いきなり外科部長の有川がそう看護婦に聞いた。その声で名執も後ろを振り返ったが、一番最後尾にいたはずの新谷の姿が消えていたのだ。
「お手洗いじゃないんですか?」
看護婦がそう言った。
「……そう言うことは先に済ませて置いてくれるといいんだがね……」
ムッとしたように有川がそう言った。
「医者であっても体調の悪いときはありますよ」
院長の巣鴨が言った。名執はその言葉にただ頷く。だが名執にはあの身体の人一倍大きな新谷が体調が悪いなどというのが信じられないでいた。
次の大部屋に入り、暫くして出ると今度は牛窪がいなくなった。
「なんだね。牛窪君も体調が悪いのか?」
今度は驚いたように有川が言った。
「……さあ……」
看護婦は今度、困惑したような顔で言った。
「まあ……そんなこともあるだろう……」
巣鴨も困ったような顔でそう言った。
そうして次の大部屋から出てくると、今度は真野が消えた。
「どうなっとるんだね……」
有川は気味悪げに言った。
「……どうなってるんでしょう……」
看護婦も気味悪そうな顔を向けていった。
「湯之元さん。探してきてくれないかね……」
巣鴨は看護婦にそう言った。
どうなってるんでしょう……
残りの人数で歩きながら名執がチラリと後ろを振り返ると、廊下の曲がり角の所でリーチが顔を出しているのを見つけた。
あっ……
と、名執が驚きで目を見開いた瞬間にリーチは顔を引っ込めた。
……
どうしてリーチがウロウロしているんですか?
まさか……
外科医が一人ずつ消えていくのに、リーチが何か絡んでいるんですか?
……まさかね……
回診を終え、自室に戻ってきた名執を待っていたのは、救急患者の処置だった。本日救急対応をする外科医は牛窪だったが、その牛窪が昼間回診中に消えてからまだ戻ってきていないからっだった。
「申し訳ありませんが、院長先生が名執先生に本日はお願いするようにと……」
婦長は深々と頭を下げてそう言った。
「それは構いませんが……牛窪先生は何処に行かれたのでしょう?」
「それが……昼間から姿が見えないそうです。あと新谷先生と真野先生がいらっしゃらなくて……現場が混乱しているんですよ……」
困ったように婦長が言った。
「自宅に戻られたのでしょうか?」
名執はなんだか嫌な予感がした。
「自宅に連絡をしたのですがどの先生もまだ戻っていらっしゃらないようで……」
「そうですか……」
変ですねえ……
何処に行かれたのでしょう……
不審に思えど、何がどうなっているのか名執には分からなかった。だが暫くすると考える暇もないほど忙しくなったことで名執はその三人のことをしばし忘れた。
切って、縫ってを本日は馬車馬のごとくやらされ名執はくたくただった。なにより、外科医の数が絶対的に少ないのだ。
消えた三人は何処へ行った?
マスクをずらせて溜息を名執はついた。
今日は救急が多すぎる……
その上、既存の入院患者の緊急手術もいくつかこなしたのだ。その所為で名執の右手と目は酷く疲労していた。
「名執先生……あの……」
看護婦の田村がおそるおそる声を掛けてきた。
「……何でしょう……また患者さんですか?」
長椅子から立ち上がって名執がそう言うと田村は無言で顔を左右に振った。
「違うのですか?」
「先生は……幽霊恐くないですか?」
「……一体何の話です?」
突然の問いかけに名執はどう答えて良いか分からなかった。
「若い看護婦が怖がって……」
「……はあ?」
「地下にある霊安室から声が聞こえるんです……」
「……はあ?」
あんな所に何か音が鳴るようなものがあっただろうか?
あるとすると……
幽霊??
「分からないんですけど……本日内科の都村先生も怖がってついてきてくれないんです。あの先生も女性ですし……。名執先生もずっと緊急手術で戻ってきて下さらなかったし……」
「まあ……私が行って済むことなら、見て参りますが……」
幽霊だと少し恐い……
と本音では名執は思ったが、男手で本日の宿直は名執だけだったのだ。本当は昼間消えた牛窪も含まれていたのだが、いないのだから仕方ない。
「私も……ついてきますので……」
本当は恐いのだろうが、田村は必死にそう言ったようだった。こちらも一人ではかなり心細い。男だから恐くないとういうのは間違いだ。
私だって……そういう類は恐いんですが……
リーチがいてくれたら……
と思いながらも名執は重い腰を上げた。
田村と地下に下りる非常階段を歩いていると、不気味な呻き声が聞こえてきた。
「……ほら……先生……ね?やっぱり何かいるんですよ」
名執の腕を掴んで後ろから田村が言った。
「……とりあえず……霊安室を見てみましょう……」
なんとか名執はそう言って、霊安室に続く廊下を歩いた。その間も呻き声は辺りに響く。
恐い……
もし幽霊だったらどうしましょう……
平静を装いながらも恐かった。
ようやく名執と田村は霊安室の扉の前までやって来た。
「開けますね」
「……先生……」
田村の表情はもうここから逃げ出したくて仕方のないものだった。
お願いですから田村さん……
逃げないで下さいよ……
そんなことを思いながら名執は扉のノブを持ってそれを引いた。
すると……
霊安室には死体が三つあった。
それぞれ白い布が全体に被せられていたのだが、それらがもこもこと動き、呻き声を上げていた。
「きゃーーーーーっ!」
「ひっ……」
田村が声を上げてその場に腰を抜かした。名執の方は腰を抜かすまではいかなかったが扉を掴んだまま離せなかった。
だが……
本日……
ご遺体は無かったはずですが……
と、ようやくその事に気が付き、腰を抜かす田村をその場に置いて、かくかくした足取りでその動く布を引っ張った。
「う、牛窪先生?」
そこに素っ裸の上、縄でぐるぐる巻きにされた牛窪がいた。何故か額にではなく、股の所に三角の布が付けられていた。
「うううううっ……うーーーっ!」
涙をためた牛窪はこちらに必死に何かを訴えていた。名執は先に牛窪の口に押し込められている布をとり、次に縛られている縄を解いた。
入り口の所で腰を抜かしていた田村も、牛窪を認識し、ようやく立ち上がると他の布をおそるおそる引っ張った。
「新谷先生……真野先生……?」
そこにいたのは昼間消えた三人の外科医であった。
「いきなり後ろから殴られたーー!」
牛窪はそう叫んだ。
絶対俺良いことしたよな~
なんてリーチはほくほくしながら名執を待っていた。
だが名執は何時まで経っても帰ってこない。
おい~今日は夜勤じゃないだろ!
ブツブツ悪態を付きながらリーチは仕方無しにパソコンゲームをしながら、名執の自宅で家主が戻るのを待つことにした。
そうしてようやく名執が帰ってきた。
だが……
「リーチでしょうっ!!」
ただいまを言う前に名執はリーチにそう言った。
「あ?」
「あ、じゃありません!変だと思ったんですよ。回診の最中に一人ずつ医者が消えたと思ったら、今度はあなたがウロウロしているじゃありませんか……。あんなことしたのはリーチでしょう!」
リーチには何を怒られているのか分からなかった。
「何で怒るんだ?」
「何で怒る……?あなたの所為で、私は二日分くらい仕事を背負い込んだんですよ!何よりどういう冗談で、あの様な姿で霊安室に閉じこめるんです?」
もうこれでもかと言うほど名執は怒っている。
俺誉められると思ってたんだけどなあ……
「え~あいつらふざけた野郎だからだよ……」
「彼らは腕だけは立派な外科医です」
なんじゃそりゃーー!
「何が立派だよ~あいつらろくでもないこと考えていたんだぞ!」
と、昼間聞いた話をリーチは名執に聞かせた。
「だから腕だけ立派なんですよ。何よりそんな事は日常茶飯事です」
あっさりと名執が言ったことでリーチの方が驚いた。
「お前そんな病院で働いてんのか?」
「意地悪されることでいちいち腹を立てていたら、勤めなどできませんよ」
溜息をつきながら名執は言った。
「まあ……意地悪と言っても患者さんに直接何かあるわけではありませんので、無視をしているんですが……」
続けて名執はそう言った。
「俺……心配になってきた」
「あなたに言うとどうせそう言うだろうと思って何も話さなかったのですが……」
今度は苦笑して名執は言う。
「もっと酷い目に合わせてやったら良かった…」
リーチは真剣にそう言ったが、名執はその言葉で表情を曇らせた。
「そんなことをしたら私は当分うちに帰られなくなりますが……そのことを分かっているのですか?」
「はあ?」
「本日は途中で交替の人間が見つかりましたが、一度に三人も姿を消してしまうと、そのしわ寄せが私に来ることは考えなくても分かることでしょう……」
んなの考えてねえよ~
「……うう」
「……リーチ……。腹が立つのは分かりますが、時折あることです。彼らとて誰かしらに意地悪されているのですから、それをいちいち気にしていたら働けませんよ」
「嫌な職場だ~」
言ってリーチは名執に手を伸ばし、引き寄せた。
「リーチだって無いとは言わせませんよ……」
クスクスと笑いながら名執は言った。
「……無いとはいわないけどな……ああもうむかつく」
名執を胸に抱いてリーチはそう言った。
「気にしないで……それより私……もう今日は疲れて……眠くて仕方ないんです。眠っても良いですか?」
既に名執の瞳は眠そうに曇っている。
「え~」
「えーって……今日は本当に忙しかったんですよ……誰かさんのお陰でね」
名執はあくびをしながら、リーチの身体を自分から離した。
「おい、それは無いだろう」
寝室に向かって歩く名執の後ろをピッタリとくっついて歩きながらリーチは不満げに言った。
「……そう言われても……」
寝室に入り、ゆるゆるとスーツを脱ぎながら名執は困ったように言った。
「一週間俺我慢したんだぞ」
ようやく廻ってきた自分のプライベートなのだ。一日たりとも無駄に出来ない。
「お休みなさい……リーチ……」
名執はリーチの抗議など聞こえていない風にそう言って、さっさとベットに潜り込んだ。そんな名執の姿にリーチは、自分の服を脱ぎ捨て素っ裸になると名執の横に潜り込んだ。
「ちょっと……リーチ……あっ……駄目ですって……」
身体を捩らせて抗議する名執を黙らせるようにリーチはその口元を奪った。
「……ん……う……ん」
最初嫌がっていた名執であったが、リーチのまさぐる手に反応し、自ら手を廻してきた。
ほらな~
眠くてもこうなるとユキは駄目なんだよ~
なあんてリーチはほくほくだった。
「身体は嫌がってないぞ~」
クスと笑いながらリーチはそう言って、名執の首筋を愛撫した。
「……あ……もう……困った人ですね……」
やはり眠そうな声で名執は言った。
「愛しているよ……」
耳元で囁くように言い、名執のパジャマを剥ぐ。それに名執は逆らわずリーチのなすがままに裸になる。
身体中を愛撫し、何度も名執を喘がせてリーチはようやく己を名執の奥に進入させた。
「ああ……」
悦びの声を上げて名執の身体が反った。
が……
「……おい……」
ぐったりした名執をじっと見ていると、すーすーと寝息が聞こえてきた。
「お前……こ、こんな状態で……寝るか?なあ、入ってるんだぞ……どうするんだ?このままやれってか?」
リーチは呆れたようにそう言ったが、それを聞いてくれるはずの名執は既に夢の中であった。
「嘘だろ……」
あまりの事態に暫くリーチは暫く微動だに出来なかった。
翌日、リーチは朝からまた散々名執に怒られるはめとなった。
いくら名執でも眠っているのを最後までやってしまったのが悪かったらしい
更にその日の晩、クリーニング会社から、人間まで送られてきたと苦情を言われた名執によってまた散々怒られるはめになった。
くっそーー
むかつくーーー
俺はユキのためにやったんだーー
というリーチの叫びは名執には聞こえなかった。代わりに散々ベットでリーチは名執を叫ばせたのだった。
―完―
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タイトル
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ゆきこ様のリクエストがありました作品を皆様にも納品させていただきます。おばかなリーチをご所望だったそうで、最初もう一つ希望として聞いていた部分がとんでしまって、どうかなあと思った作品でしたが(本当にお馬鹿になってしまったので)満足していただけたようです(汗)。 読まれましたら掲示板もしくはメールにてまた感想などいただけるととっても嬉しいです! お粗末でした~。 |