前のページへ 次へ 第1幕 出発

出発、遅れる。

2000年11月11日(土)

関空で。
一体、どうなってんの!

関空には、約2時間前に到着し、余裕。
混むかもしれないからと、早めに出国手続きを済ませ、
「ソバでも食うか!」と言っていたところ、
再度、確認のため、案内表示画面を見ると、な、なんとっ!
出発予定時刻 13時35分のはずが、13時15分に変更になっている。
「ぎゃー、早うなってる〜〜〜〜〜!ソバはやめや!」
駆け足で搭乗ゲートへ。

・・・・しかし、待てど暮らせど、搭乗が始まらない。
時間は経つばかり・・人を急がせておいて!ぶぅぶぅーーー!

13時40分。アナウンスがある。
「車輪の交換の為、出発が遅れております。安全上大事な事ですので

ご了承下さい。」
な、なにぃ〜〜〜〜!!!

現在、14時10分。 
この時点で、30分以上の遅れ。
予定では、20時00ちょうどにイスタンブールに着き、21時40分の
イズミール行きに乗り換え、今晩はイズミールで泊まる事になっている。
乗り継ぎがやばくなってきた。
夫がたまらず立ち上がる。文句を言いに行くのだ。

「どうしてくれんねん!イズミールへ乗り継ぎできんかったら、
どうしてくれんねん!」
航空会社側は、あくまでも「安全のため」を強調する。

この分では、間に合わない。
現在、14時40分。もうダメだぁ〜。
一体何があったのか。隣のホーチミン行きの飛行機もなぜか一緒に
遅れている。まさか・・爆破予告とか・・?

15時。1時間半遅れでやっと出発。
<嫁>「あーあ。しょっぱなから、サイアクやー!!」
その横で、夫は、1本、後の便に乗れるかどうか策を練っている。
最悪の場合、今日はイスタンブール泊まりになり、旅の予定が狂うことになる。

飛行機内のスクリーンに現地の時間や飛行高度、外気の温度などが表示される。
現地到着予定時間 21時02分。????
・・・21時02分!
1時間半も遅れたのに、30分以上も早く着くとは!

<嫁>「やれば、できるじゃーん。マックススピード!マックススピード!」
<夫>「いや、最悪の事を考えとこう。油断は禁物じゃ。」

もしかすると、21時40分の乗り換えに間に合うかも。
乗り換えがスムーズに行けば、の話だが。
希望の光が見えてきた。
飛行機の中で。

2000年11月11日(土)

飛行機の中で。

飛行機の中では、夕食一回、おにぎり&サンドイッチ、朝食一回の食事が出た。
飛行時間は、約13時間。
食っちゃ寝、食っちゃ寝状態。
足がパンパンになってきた。喉も痛い。腰も痛い。
アタチュルク国際空港にて

2000年11月11日(土)

20時55分、イスタンブールのアタチュルク国際空港に到着する。
「すみません、すみません」人をかき分けかき分け、トランジットへ走る。

アンカラへ乗り継ぎする人たちは、間に合わなっかたらしい。・・・お気の毒。

トランジットの手前で、トルコ航空の女性が、大声で何か叫んでいる。
「イズミール!イズミール!イズミール パッセンジャー!」
その女の人に連れられ、駆け足で、搭乗ゲートへ。

飛行機に乗り込む。
ふぅ〜〜。
とりあえず、ひと安心。今日は、やたらと走る日だ。
荷物を預けないで正解。荷物を少なくして正解。
約1時間でイズミールに到着。いよいよ、旅の始まり〜
イズミール到着

2000年11月11日(土)

イズミールの空港に着く。
お金を下ろし、タクシーで、ホテルまで行く事にする。
値段交渉をすると、料金メーターを設置してる、と言われた。

初めての事でとても不安なので大体いくらか聞いてみた。
すると、12ミリオン(12,000,000TL)か13ミリオン(13,000,000TL)と言われた。


これは、一体、日本円でいくらなの???
桁が多すぎて、お札を出すのも大変!
あまりの桁の大きさに、ぼられたと思ったが、後で考えてみると、
1,800円くらいだった。こんなもんかなぁ。