前のページへ 次へ 第3幕 カッパドキア @

カイセリ空港

2000年11月13日(月)

寒い〜
カイセリ空港

カイセリ空港〜カイセリオトガル
    5,000,000TL(約800円)

朝5時半起床。
RaddisonSASはとてもきれいで、スタッフの対応もいいのだが、
部屋がとにかく暑かった。トルコへ来て、2泊目。
昨日のホテルも暑かった。
トルコ人は寒がりなのかしら??

朝6時。朝ゴハンは当然食べられず、空港へ。
7時45分のイスタンブール発カイセリ行きの飛行機に乗り込む。
9時にカイセリに着く。
カイセリ空港では、たくさんの日本人ツアー客と一緒になる。

面白いなぁ、と思ったのは、トイレで隣にいた60歳くらいの
日本人のオバサンの様子だ。
「はーい、手を洗いまーす」「あ、お水は自動で出まーす」
「トイレは意外ときれいですねー」「快適でーす」・・・・
????
実況中継???
それとも、
二人羽織???
ひょっとして、中に誰か入ってる???

そういうのが、1人ではなかった事が奇妙だった。
たしかに、家ではよくやる。
「さ、掃除しましょ」とか「お水を出して〜」とか。
人間の習慣とは、怖いものだ。気をつけよう。

カイセリ空港からカイセリオトガル(バスターミナル)まで、

タクシーで行く事にした。
5,000,000TL(約850円)こんなもんかな。
値切りなし!出る幕なし!残念!

カイセリオトガルでの
不安。

2000年11月13日(月)

どうしよう・・・
カイセリオトガル

フルーツ、ソーセージが売られている。
カイセリオトガルの中の店

約10分でカイセリオトガルに着いた。
ここから、今晩の宿であるAtamanHotelのあるカッパドキアの
ギョレメ村まで行かなくてはいけない。

バスを探そうとするも、夫がある事を思いついた。
<夫>「たしか、AtamanのFAXには、シャトルバスが空港から出てるって
書いてあったよなぁ。最初からそれ頼めばよかったなぁ。1人10US$やったっけ・・?」
<嫁>「でも、もう空港からここまで来たし。・・電話してみる?」
<夫>「してみよう。」
しかし、電話の掛け方が分からない。

隣の人を見てみる。どうもコイン(ジェトン)かテレカがいるらしい。
親切な紳士が近寄ってきて、電話の掛け方を教えてくれる。
なのに、私たちは、何かのセールスかと思い、少し引いている。
彼は、ずんずん私達の前を歩き、テレカを買ってくれ、手渡してくれた。

かけていた公衆電話が壊れている事さえ分からず、
悪戦苦闘する2人。
彼がやってきて、壊れているからこっちへ、と隣の公衆電話へ
移るよう教えてくれた。
何から何までありがとう。名も知らぬジェントルマンよ。

夫が、AtamanHotelに電話している。
話がややこしくなるので、ここは夫に任せて、人間観察を始める。

壊れている隣の公衆電話に、人が時々電話をかけに来る。
少し英語が分かるようになった私は、
「イッツ、ブロークン。」
と来る人に言ってみたりしている。

英語が話せるのと、親切をしたのとで、とってもいい気分♪
英語が話せるって素晴らしい♪
そう感じる瞬間だった。大げさだが・・・・

私達のいる所へ、ホテルの人が迎えにきてくれる事になった。
11時半頃そっちに着きます、とのこと。
現在10時。あと1時間半もあるやん。どうやって時間潰そうか。

待合ベンチに座って、本を読んだりして時間を潰す。
私は、ベンチに根が生えたように動かない。
だって、外、寒いもん。
夫は、あちこち動き回る。タバコを吸いに行ったり、警察の人と話したり。
外に迎えが来るのを見に行ったり・・・
<嫁>「まぁ、落ち着きーな。大丈夫やって。」
<夫>「11時まで待って来んかったら自分たちでバスを手配しよう。」
<嫁>「11時って・・11時半って言ってたんやろ?きっと来るって!」

夫は、もう次の事を考えている。
これが男と女の違いというものか。
「行き当たりばったり嫁」と「石橋・夫」という構図ができあがった。

<嫁>「大丈夫やって!もう〜、落ち着いてや〜。イライラするやん。」
という私に、
<夫>「絶対やな。」
という夫。腹立つわー、絶対なんてことは、この世の中にはないっっっっ!

私も知らん、
でも待ってみようよ。信じてみようよ。

11時過ぎ。今度は私が迎えを探しにウロウロし始める。
少しして、
<男>「AtamanHotelですが・・・」
男が声を掛けてきた。ちょうど11時半。

<嫁>「来たよ〜!お迎えが来たよ〜!」
夫を呼びに行く。なにはともあれ、良かった、良かった。