前のページへ 次へ 第4幕 イスタンブール D

アヤ・ソフィア

2000年11月16日(木)

ピンクの建物がアヤ・ソフィア
アヤ・ソフィアの外観

聖地メッカの方向を向いている
ミフラーブ(祭壇)

食事が終わり、アヤ・ソフィアへ向かう。
今度は、客引きにも目をつけられる事無く、無事に中に入れた。

アヤ・ソフィアはとても古く、荘厳な感じがした。
しかし、修復工事中なのか、足場が、組まれていて、
少し、がっかりした。

もともとギリシア正教の大聖堂であったこの建物、
イスラム教に改宗された時に、偶像崇拝を禁じるイスラムの教えから、
壁に描かれたキリストのフレスコ画やモザイク画はしっくいで
塗り固められてしまったのだ。

工事中。残念。 ご利益あるかなぁ〜
中は少し暗い。            内部左奥にある『湿った柱』
                     眼病が治る、女性は子宝が授かる
                     と言われる。

わぁ〜! すごい。
2階のモザイク画

地下宮殿

2000年11月16日(木)天井から水滴が落ちる
ライトアップされきれい。

アヤ・ソフィアの余韻を残しつつ、目の前の地下宮殿を目指す。

地下貯水池だったところに、装飾された柱を設置したことで、
地下宮殿と呼ばれるようになったらしい。

暗くて湿気のある雰囲気がちょっと怖い。

奥には、大理石で出来たメデューサの首がの2本の柱の下敷きに。
魔よけの意味があるが、「この宮殿を取り壊すと、封じ込めた
メデューサが暴れるよ」(夫の説)という意味もあるかもしれない。
水滴が頭の上に落ち、背筋がぞっとする場所だ。

YeSa01.JPG (133015 バイト)
 YeSa02.JPG (117722 バイト)
メデューサの首

中には、カフェもあった。
コーヒーを頼んで、しばらく、この異様な雰囲気を楽しんだ。
路面電車

2000年11月16日(木)

地下宮殿のカフェで、この後の予定を決め、路面電車に乗る。
電車に乗るのも、余裕だ。

とりあえず、ガラタ橋まで戻ることにした。
夫は、いつも左のお尻に財布を入れている。
嫁はそれを注意するのだが、Gパンやし、ピチッとしているから
大丈夫だと夫は言う。・・・少し心配。

電車の中で、夫の腰の財布を見つめるオジサンがすぐ近くにいた。
どうせ、日本語は分からないだろう、と思い、嫁は笑いながら、
<嫁>「オッチャン、財布、むっちゃ、見てんで。」
と言ってみた。
<夫>「うそ。」
・・・スリには十分注意しましょう。
夕方のガラタ橋

2000年11月16日(木)

食べたかったなぁ〜
サバサンド屋

午後5時。
夕方のガラタ橋も、人で賑わっていた。
小さな船が、大きな波に揺られながら、もみくちゃにされている。
中からは、威勢のいい声が聞こえる。
魚を焼いている男の人が数人。
よく見ると、焼いた魚をパンに挟み、岸壁の人に売っている。
<嫁>「・・・サバサンド!旅行誌で見た。おいしいらしいよ〜」
しかし、もしお腹を壊したら・・・・
魚というと食中毒が怖いし、中でも、最も怖いサバなのだ。
明日は、長時間、飛行機に乗らないといけないし、やめとこう。
サバサンドを諦めた。

しかし、やる事がない。これからどうするか・・・
観光するにも、時間が遅すぎるし、これから移動するのも辛い。
夕食にするには早いし・・・・
ボスボラスクルーズ

2000年11月16日(木)

全貌は海からでないと見れない。
「水の宮殿」ドルマバフチェ宮殿

ここでもサバサンドが・・・・・
ウズキュダル

ガラタ橋からは、通勤などに使われる定期船が出ていた。
イスタンブールの街を海から見よう、ということになり、
とりあえずどこかへ行く船に乗ってみることにした。
カドキョイ、ウスキュダル・・・
特に理由はないが、ウスキュダルに行くことにした。
切符の買い方は、路面電車と同じ。
1人1,000,000TL(160円)だ。

切符売り場で、日本人の若い男の子に声を掛けられる。
<男>「これ、ウスキュダル行くやつですよね?」
<嫁>「そうですよ。」
<男>「ありがとうございました。」

船が来た。早速乗り込んで、デッキに出てみる。

海に浮かんでいる塔
 真中の塔の辺りがホテル。
クズ塔                 海から見るイスタンブールの街

ウスキュダルに着くと、寒くて寒くて、10分と外にいられず、
すぐに、帰りの切符を買って、イスタンブールのガラタ橋に引き返した。

サバサンド、サバサンド・・・・・
ここでも売ってたなぁ・・・・・