INREAL とは
Inter Reactive Learning and Communication の略で
「相互に反応しあうことで、学習とコミュニケーションを促進する」
の意味があります。日本INREAL研究会では、
言語やコミュニケーションに障害がある子どもたちとの
よりよきコミュニケーションを求めて、
実践や研究を行っています。
ご挨拶(2024年度に向けて)
桜の花が咲きほこり、新しい門出に胸を弾ませる季節になりました。会員の皆様におかれましては、子どもたちの医療・療育・教育の面で日々ご尽力されておられることと拝察致します。一方で、元旦の幸せな時間を襲った石川県の地震では、その爪痕は大きく、まだまだ多くの方々が避難生活を送られておられ、医療、福祉、教育現場でも大きな支障があります。1日でも早く平穏な日常を取り戻されることをお祈りしております。
日本インリアル研究会では、これまで新型コロナウイルス感染症の影響で、主にオンラインによる初級講座と公開講座などを行うに留まっていましたが、昨年の5月に「5類感染症」に引き下げられたのを機に対面での講習会を復活することができました。オンラインでは個人情報保護の観点から実際のケースを基にしたビデオ分析は難しいです。対面で実際の作業をしながら話し合うことで多くの実感が得られ、より深く理解していただくことができたと思います。一方で、最近、インリアル・アプローチは「言語心理学的技法」を使うことだと狭義に捉えられている声も聞きます。実際のケース分析を通して理解と実践力を高め、コミュニケーション支援に活用していただけるようにしたいと思います。
そこで、今年度は、オンラインによる初級講座と公開講座、対面でのケース分析に加え、夏にワークショップを開催することにしました。さらに、各地域の要望にお応えするために、スタッフが出張して講座や分析をします。
今年度も会費の納入はお願いしませんが、初級講座、公開講座、対面での講座、ワークショップへの参加をPeatixで募集し、出張講座や分析は研究会に申し込んでいただく形で運営させていただきます。仔細については、研究会のホームページをご参照ください。
今年度も、子どもたちの明るい未来のために共に手を携えていきましょう。
日本INREAL研究会会長 河内 清美
2024年度 日本INREAL研究会 年間計画
月 |
日 |
内容 |
5月 |
1週間程度配信 |
オンライン再配信(2021年度の再配信)「インリアル入門」 初級(理論編、実践編)
終了:42名参加 |
7月 |
13日 |
オンライン講座:「教育・支援現場でのコミュニケーション支援
〜学習につながるかかわりとは〜」竹田契一先生
終了:156名参加 |
8月 |
17日 |
初級ワークショップ(第1日) 会場:I-siteなんば
|
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18日 |
初級ワークショップ(第2日) 会場:I-siteなんば
終了:20名参加 |
10月 |
12日 |
対面講座:ビデオ分析の実際T 会場:I-siteなんば
終了:25名参加
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11月 |
9日 |
対面講座:遊びのワークショップ
会場:大阪医科薬科大学看護学部
申し込み→https://peatix.com/event/4164318
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12月 |
14日 |
「インリアル・アプローチ 初級・理論編」
オンデマンド配信に変更
※昨年11月のライブ配信の再配信になります |
2月 |
未定 |
オンライン公開講座 (講師の先生のご都合により日程は調整) |
3月 |
8日 |
対面講座2:ビデオ分析の実際 |
・5月
・オンライン初級講座(再配信)
インリアル・アプローチ 〜子どもとの豊かなコミュニケーションを築く〜
理論編・実践編
・6月10日(土)
・対面講座 〜ビデオ分析の実際@〜
平野区画整理記念会館、36名参加
・9月9日(土)
・対面講座 〜ビデオ分析の実際A〜
I-siteなんば、42名参加
・10月28日(土)
・オンライン公開講座
「子ども目線で発達を促す」内田芳夫先生(鹿児島大学名誉教授)、133名参加
・11月12日(日)
・オンライン初級講座(ライブバージョン)
インリアル・アプローチ 〜子どもとの豊かなコミュニケーションを築く〜理論編、28名参加
・12月9日(土) ・オンライン初級講座(ライブバージョン)
インリアル・アプローチ 〜子どもとの豊かなコミュニケーションを築く〜実践編、30名参加
・2024年2月10日(土)
・オンライン公開講座
「ことばの発達を促すかかわり方とは」大伴 潔先生(東京学芸大学名誉教授)、200名参加
・入会の申し込み、お問い合わせはこちらまで
日本INREAL研究会メールアドレス
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