明日香古京

飛鳥の里 ・ 早春 飛鳥の自然
飛ぶ鳥の 明日香の里を
置きて去なば 君があたりは
見えずかもあらむ

持統天皇 あるいは元明天皇
万葉集 1−78 

710年、飛鳥藤原宮から奈良の平城宮に遷都する時、「明日香の里を去っていくと、あなたのいるあたりを見ることもできなくなるだろうか」と名残を惜しむ。

持統天皇作とすると君は天武天皇、元明天皇とすると早逝した夫草壁皇子を指すと考えられる。


飛鳥の里の桜花

2004.3.14