釣鐘人参 (つりがねにんじん)
:
キキョウ科
万葉名
三枝(
さきくさ
)
春されば
まづさきくさの 幸くあらば
後にも逢はむ
な恋ひそ我妹(わぎも)
万葉集 10-1895
日本全土の山野、高原などに生える多年草。葉は 輪生しふちには鋸歯がある。夏から秋に円錐花序をつくり、釣鐘形で先が5裂した青紫色の花が下向きに咲く。
さきくさは万葉集に2首歌われている。そのさきくさには古来10種を越える説があり、
みつまた
、
沈丁花
、
いかり草
、笹ユリ、ヒノキ、三つ葉、釣鐘人参などである。
2004.9.26 伊吹山頂お花畑にて