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Architecture ≫
JR京都駅ビル
Architect ≫
原広司/アトリエ・ファイ建築研究所
Year ≫
1997
Place ≫
京都府京都市下京区
History ≫
コンペティションによって選ばれた原氏の意欲作。都市景観の問題で、その存在の是非が問題となった作品。
Estimation
★★★★☆
 
京都駅ビルで、一番圧倒させられるのが、中心部分にあたる巨大な吹き抜けである。トラスの天井と、巨大階段には京都らしからぬ、日本らしからぬ風景にすら感じる。
下から階段を見上げて、光が差し込む風景は不思議と幻想的。半屋外なのか半屋内なのか、そのあいまいさがその気分を引き立てているのだろうか。
外観南側の連続階段。その連続性が階段とは思わせない美しさを持つ。
北側から京都駅を眺める。「南北を分離する」と拒否する言葉の意味が、分からないきもしない。
一度は階段を上って最上階からの眺めを見るが、次からはそれはない。一種の展望台としてはいいのだが、巨大階段、もっと利用したい、と思う。

外観に関しては、結構なディティールがある。しかし、意匠的にはポストモダンが多く採用されている気が。原氏の味と、捕らえることもできるが。

総括して、個人的には好きです。(駅ビル完成前の環境をあまりしらないので・・・。)

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