芸術の中動態
──受容/制作の基層──
◆メルロ=ポンティの思索を起点として,能動でもなく受動でもない第三の態である「中動態(相)」という,本来は言語学の概念をキーワードに,受容(鑑賞)のみならず制作の側面からも芸術体験を解読。さらに「中動態(相)」を足掛かりに,作者(あるいは作品)がいかに作者(あるいは作品)たりうるかを,オートポイエーシス論にも依拠しつつ考察。
四六判・上製・278ページ
定価:3300円(本体3000円+税10%)
ISBN978-4-86065-073-5
2013年3月刊
*2023年1月,価格改訂いたしました。