美と藝術の扉
──古代ギリシア,カント,そしてベルクソン
◆美と藝術についての哲学的反省である美学──その美学の重心が,21世紀の今日,美しいものから感性的なものへ,藝術からアートへと大きくシフトしている。感性領域における価値の流動化と,制作活動が持つ意味の多様化の中で,本書は美と藝術への扉を開いた哲学者たちを取り上げて,美しいものをそれ自体の側から考察しようとする美学の原点に立ち返る。美学の今日的な意義を考える上で示唆に富む。
A5判・並製・220ページ
定価:2000円+税
ISBN978-4-86065-109-1
2017年3月刊