徳島県那賀町(旧木沢村)等の7滝 
MIDNIGHT RENDEZVOUS

編纂開始年月日 2002、2、17 完成年月日  2002,3,15  

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BGMは
管理者「みかちん」さんのHPファイルから提供を受けた
クラシック音楽MIDIを使用しています。
ピアノ曲はブルグミラーの「天使の合唱] です。
  演奏時間  2分9秒 
 音楽も楽しんで下さい。   *無断転用禁止* 


2002年2月10日〜11日

ページ目次
出発 四季美温泉入浴
明けの明星 木沢村千本滝
徳島に入る 10 宿泊 (W君との出会い)
木沢村大釜の滝 11 W君の遍路の記録
木沢村大轟の滝 12 阿南市午尾(ごお)の滝
再度 大釜の滝 13 上勝町百間滝
木沢村新居田の滝 14 上勝町灌頂の滝

2月10日
出発  午前4時35分自宅(奈良県生駒市)を出発。
 直ぐにコンビニに立ち寄り朝食用のパン・ジュースを購入、食事は走りながら、NHK
ラジオはソルトレークシティーからの冬季オリンピックの中継、里谷選手の銅メダルを
伝えていました、大変うれしいことである。
 私のスケッチ旅行も順調に行くように祈る。
 午前5時水走入路から阪神高速道路へ、NHKFM「ブラスの響き」を聴きながらゆっ
たりした気持で急ぐことなく制限速度を守り走る、東大阪線・神戸線・第2神明道路を
経由して明石海峡大橋へ、いずれの路線も通行車両は少い、快調なペースで午前5
時50分明石海峡大橋、午前6時洲本PAに入り小休止。
明の明星  午前6時10分洲本PAを出発、淡路島縦断して徳島に向け走行中の午前6時20
分頃前方の空に、輝く光を発見した、雲間からすばらしい光、相当に明るい、飛行機
のライトか?、前方に山がない・・・?、明の明星(金星)だ、さすが一等星、すばらし
い輝きにうっとり、普段私が住む生駒市では西南の方向は生駒山が障害となって明
の明星を見る機会は少ない、いいものを見せてもらった。
徳島県に入る  午前6時40分淡路島南PA到着、夜明け、天候は曇り、天気予報の通り寒波襲来
中、スケッチが出来るだろうかと、やや不安になりつつホットコーヒーを飲む。
 小休止後、鳴門大橋通過、午前6時55分徳島県に入った。
 国道11号を徳島市へ、国道55号阿南市で自宅からの走行距離が210Km、山間
部に入るため給油、午前8時15分国道193号で木沢村に向かう、鷲敷町、相生
町、上那賀町、木沢村へ、途中相生町付近から小雪が舞いだす、高度が上がってい
くにしたがって雪は強くなる。
 木沢村役場を通る頃には道路を除いては薄っすらと雪化粧となっていた。
那賀町(旧木沢村)
の滝の地図
木沢村ホームページには
100滝ほど写真で紹介され
ています

スケッチした4滝は、村の代
表的な滝です。

関連ページ
日本の滝リンク旅
「徳島県」
大釜の滝
(日本100選)

落差約20m
高度600m付近
 役場の手前で千本滝行こうと
思ったが、雪のため訪ねるにも
人も外に出ていない。
 そのまま役場を通り過ぎて進
むと「大轟の滝・大釜の滝」案内
板が目に入った、案内板に従い
進む、形の良い「大轟の滝」が
目に入ってきたが、この雪では
スケッチが出来ないと思い、デ
ジカメに画像を残そうと先に山の
奥にある大釜の滝へ行くことに
した。
 トンネルを抜けると大釜の滝が
あった、午前9時30分ころ到着
した。
 トンネルから上は道路にも雪
が積もっている、早速デジカメで
滝を撮影、タイヤチェンを携行し
ているが装着するのが嫌なので
早々に山を下る。
薄っすらと雪化粧した大釜の滝
大轟の滝

落差 段約25m
高度500m付近
 午前10時大轟の滝に到着、
道路幅員にも若干余裕がある。
 車内からスケッチが出来そう
だ、雪も小降りになって来た、カ
ードレールすれすれに車を横付
け,スライド式ドアーを開けスケッ
チを開始した。
 2枚目を描き始める頃には晴
れ間も出てきた。
 午後0時終了
 天候が回復したと思われ、もう
一度大釜の滝へ、途中昼食は
山行きに車内に備蓄してあった
ビスケット等の行動食でお腹を
満たした。
薄っすらと雪化粧した大轟の滝

はがき絵
F6 未完成



F6 未完成

3月3日完成

水彩 F6 
3月3日完成

水彩 F6

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再度
大釜の滝






 再び大釜の滝に到着した。
 道路の雪は所々解けていた。
 谷に下りてみたかったが道路端にある
観瀑台から、まずF6号にスケッチを開始
した、すると又も雪が降り出した、まだ小
降り、スケッチを続行、次第に本降りに
なって来た木炭鉛筆で走書き状態、続い
てF4号にスケッチも走書き、その途中体
の直近に落石があり、一瞬心臓が止ま
る、危ない危ない、車を安全場所に移
動、時々頭上を見上げながらスケッチを
急ぐ、落ちて来た石はこぶし大より少し
大きめ、道路上にオーバーハングした岩
から落ちてきたのである。
 石は「落ちますよ」とは言ってくれな
い、予測がつかない。冬場の午後の山
道は落石が多いので注意はしているの
だが!
小雪が止んだ時の滝


F4号 未完成
素描後、滝から移動して簡単に着色  

3月5日完成
雪の大釜の滝
水彩 F4号 

F6号 未完成
素描後、滝から移動して簡単に着色を  

3月7日完成
薄っすらと雪化粧した大釜の滝
水彩 F6号 

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新居田の滝
落差約15m
高度490m付近
 これだけ雪に降られたのではスケッチをあきらめて帰ろうか考えた。
 まずはHPリンクの際、村の観光課の方からお勧めのあった四季美温泉に入浴しなけ
ればと向かう、やや雪が小降り、日が差して来た、温泉に近くにある新居田の滝のスケ
ッチだ・・・!
 丁度温泉の対岸道路端に滝があった。
 ちょっとした公園になっていてベンチが設けられている。
 水量は少なく、滝途中からはバックが陰になっていて描きぬくいがどうにか素描する。
 今回はどうしても雪が降る関係でスケッチを急ぐあまり荒くなってします。
 しょうがないか・・・・・・?

一瞬の晴れ間の滝、この後小雪舞う

はがき絵


F6号 未完成

3月9日完成
水彩 F6号 

F6号 未完成 ⇒

3月13日完成
水彩 F6号 

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四季美温泉  四季美温泉の建物は新しく、入浴に訪れている人も多かった。
 温泉の温度は16,7度とか泉質は単純硫黄泉(硫黄水素型)、入浴すると体がつるつとし
て疲れが取れたような気になった。   
 入浴後、宿泊を申し込んだが「満室」ですとのこと、明日は空いていますよといってくれ
たが、仕事の休みは取っていない、諦めて帰るしかない、外に出ると粉雪が舞っていた。
 入浴料 500円

千本滝
落差約25m
高度
500m付近

 温泉の係員の方に、千本の滝への道を教えてもらう。
 役場を過ぎたところに黒滝寺への案内板、黒滝寺の方向に進み、途中からダムの方向に
進む、滝表示があったのに見落としダム近くまで行き引き返す、滝表示を発見、道路に駐
車して滝まで山道を下る、途中階段等が付けてくれてあり助かる。
 粉雪舞う中F6号2枚素描する
 色付けは車に戻り簡単にした。
 滝自体はこの時期としては水量もある。
 午後4時ころ本日にスケッチ終了・・・・・さあ・・・どないしょうかな・・?


粉雪舞うがスケッチの障害にならず
はがき絵

F6号 未完成   ⇒

3月9日完成
水彩 F6号 

F6号 未完成  ⇒

3月13日完成
水彩 F6号 

宿   泊

W君の出会
 一旦は奈良に帰るつもりで木沢村を後に上那賀町⇒相生町⇒鷲敷町へ、夕食のため鷲敷
町の道の駅に立ち寄る。
 丁度四国巡礼八十八ヶ所の21番太龍寺のロープウェイの駅のところにあった。
 遍路宿「わしの里」に、はじめ食堂と思って入り、食事を注文した。
 食堂には他に青年1人が食事をしていた。
 青年から「地元の人ですか」と声をかけて来てくれた、私は奈良から木沢村の滝の絵を描
きに来ましたの答えた。
 青年「W君」は大学卒業の記念に新潟から四国八十八ヶ所の遍路の旅に来ているとのこ
と、歩いて回っている、今日は4日目ここで宿泊するとのこと、私も宿泊を申し込んだ。
 就職は新潟県で公務員になるとのことで、将来遍路の旅が精神面で役に立つのではない
かと激励した。
 食事後9時頃再び、青年と1時間ほど部屋で雑談する、両親に無事との便りを出してもらう
ために滝のはがき絵1枚を進呈した。
 翌朝8時に朝食に食堂に行くと宿泊していたW君、他の人達は既に宿を出発していた。
 外を見ると一面雪景色となっていた。
 午前9時に宿を出発、晴れてきた。
 阿南市の午尾の滝へ向かった。

遍路の記録
「W君 遍路の記録」

☆ 2月10日夜、21番札所前の宿「わしの里」で出会った新潟の大学生「W君」
☆ 2月12日午前11時 室戸に向かっている。
☆ 2月12日午後10時 番外札所で無料宿泊、足の裏が痛い。
☆ 2月14日午後0時 27番札所を目指している、マメが潰れたが回復。
☆ 2月19日午後11時 足摺岬、進行状況=予定より早く進んでいる。
☆ 2月23日午後6時 60番札所付近。
☆ 2月26日午後8時 香川県にはいる、うどんが美味しい、足快調。
☆ 2月27日午後11時遍路の旅を間もなく終えるに当たってのコメントをくれました。
  (原文を掲載しました。)
 徳島はまだ楽しく、高知はただ苦しく、愛媛にくると体がパワーアップして楽でしたが、
何か面白くなかったというか、遍路って馬鹿らしいなすら思っていましたが、愛媛の最後に
連続して難所があってそこを越えて香川に出たら、本当に心が清らかになってきました。
 はじめて一つ一つの難所にむかって、ありがとうございました と言えれるようになりまし
た。
 やっとお遍路に来て良かった、むこうに帰っても前よりもがんばれる というチカラを得る事
が出来た気がします。
 今まで応援してくれて、本当にありがとうございました。

 素晴らしいコメントでしたので紹介しました。
☆ 3月3日午後1時41分、終了のメールが入りました。(原文)
八十八か所、ついに終了しました。最後の経はマジで泣きました。これから一番に戻り、ノ
ートに結願日を記入し、徳島から和歌山にフェリーに乗り今夜は和歌山に行きます。そして
明日は高野山に行き一泊。あの世とされる奥の院に真夜中に乗り込んできます。

☆ よくやりました、お疲れさん。
  遍路の後、高野山、鹿児島を回り3月9日夜遅く新潟に帰宅され旨のメールを受信。
☆ 3月11日 W君のご両親から身に余るメールを頂きました。(原文)
突然のメールで失礼申し上げます。
 先日、四国遍路旅でお世話になりましたWの父母でございます。
 息子に賜りましたご厚情、言葉には尽くせぬ感謝の気持でいっぱいでございます。
 Wが旅先から送ってくれたmiyama様の素晴らしい絵葉書を、額に入れ、帰るその日まで
毎日、手を合わせて祈っておりました。
 今後、この絵葉書は、遍路の納経帖とともに我が家の家宝でございます。
 素晴らしい感動の旅であったようです。
 真っ黒に日焼けした息子の笑顔がそう語っております。
 あと半月もすれば親元を巣立ち行くことになりますが今後とも未熟な若者にご指導賜り
ますようお願い申し上げる次第でございます。

 彼は立派な社会人に成られると思います。
 ただただ人の出会いて不思議な縁なのですね。
 ホームページを通じて出会えるなんて、不思議な縁を感じます。・・・・一期一会・・・・・

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2月11日
午尾の滝
(ごお)
落差約20m

阿南市
 宿を出て阿南市深瀬の午尾の滝へ向かう、約30分走行すると道路沿いに加茂谷自動
車建物の角に小さな滝の案内板あり、案内板に従い路地を入って行くと八幡神社の奥に
滝があった。
 滝の前にはベンチが設置されている、夏は良いだろうなとスケッチを始める。
 滝は優しく水音をたてずに、静々と流れ落ちている。
 迫力がないが、優美な滝だ
 日当たりもよく気持ちよくスケッチすることが出来た。
 F6号2枚 素描する。


ここだけ晴れのスケッチ
はがき絵

F6号 未完成 ⇒

3月9日完成
水彩 F6号 

F6号 未完成 ⇒

3月15日完成
水彩 F6号 

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百間滝
落差約30m

上勝町
 阿南市から小松島市、勝浦町経由上
勝町へ勝浦町から次第に高度が上
がって行く、上勝町に入ると朝方降った
雪を除雪した塊が所々道路端に放置さ
れている。
 上勝町の役場の手前でスーパー林
道の方に右折、上がって行くと次第に
雪景色、道路には積雪がないので助
かる。
 百間滝の入り口に到着、よく整備さ
れた滝への道を上がる。
 写真の通り雪道、一人が歩いた跡が
あった。
 滝の観瀑台は2ヶ所あった。
 滝壷近くの観瀑台は滝に近すぎて、
スケッチできない、少し離れた下の方
の観瀑台のところからF6号2枚を素描
する。
 スケッチ中もボタン雪が降り続いてい
た。
 車に戻り1枚に簡単な色付けをして
山を下る。
 役場の近くまで下りて来ると天候は
晴れてきた。

滝への道

ボタン雪舞う滝


はがき絵

F6号 未完成 ⇒

3月13日完成
水彩 F6号 

F6号 未完成 ⇒

3月13日完成
水彩 F6号 

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潅頂の滝
落差約70m

上勝町
 晴れて来ているので他に滝がないか地図を調
べると「潅頂の滝」があった。
 注意して走行していると、潅頂の滝の表示、
道路案内に従い山道を登っていくと滝に到着し
た。
 到着したときは晴れていたが、滝を間近に見
ようと階段を上りかけると雪がちらちら、スケッチ
をする頃には本降りになって来た。
 慌てて上を見ながらF6号2枚素描した。
 午後2時過ぎ終了、帰路に、徳島市通過時は
雪が降り続いていた。
 淡路島走行中は強風、小さなワンポックスカ
ーはハンドルを取られ走りづらかった。
 淡路SAでイカ焼きなどで夕食、日没時明石海
峡大橋をわたる。・・・・強風
 橋を渡ると今度は渋滞午後7時過ぎ奈良生駒
の自宅に帰り着いた。
 やれやれ・・・疲れた。

到着直後、小雪舞う


到着直後の滝 小雪舞う

スケッチ中及び帰るとき
木々の枝に雪が積もる


F6号 未完成 ⇒
雪の中のスケッチ
3月15日完成
水彩 F6号 

F6号 未完成 ⇒
雪の中のスケッチ
3月15日完成
水彩 F6号 

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淡路島 室津PAから家島方向

はがき絵

日没30分前の明石海峡大橋、こんなに晴れているのに
後記 滝行きには、徳島の滝管理人「たけの」さんから事前にメールで情報を送って頂きました。
   大変助かりました、この場を借りてお礼を申し上げます。

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関係ページ
日本の滝リンクの旅「徳島県の滝
徳島の滝スケッチ集

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