この画像はOLYMPUS TRIP PANORAMA 2で撮影しました
H12.09.26〜28 【山口半周編】
前年はフェリーを利用して「しまなみ海道」へ行ってきたので、今回も同様にフェリーを使ってさらに遠くまでいくことにした。
フェリーなら九州までラクラクだ。しかし矛先を北へ向けた。そうだ、山口県の秋吉台、萩へ行ってみよう。関門海峡を渡るのもいい。
通過地点にはいろいろな博物館がある。それも勉強になるだろう。弥生人が発掘されている土井ケ浜もコースに選んだ。
行程距離を考えて一泊目は秋吉台、二泊目は長門方面だ。
前回通り南港フェリーまでは自転車をクルマに載せて慣れている駐車場に停めておくことにした。
20:00の出発までは時間があるので、またもや住之江のスーパーで弁当の買い出して名門大洋フェリーで遅い夕食だ。
新門司港までは12時間。長い旅だ。明日のためにビールを飲んでゆっくりと休養しておこう。
関門海峡トンネル
8:00新門司港に着いた。ここから門司の街までは門司行橋線を走る。
途中、九州自動車道と交差したりする。けっこう大型車が多い。
緩やかな傾斜坂があるが快適だ。門司IC抜けると町だ。道路沿いはお店が多くあり、すぐに門司の街に着いた。ここからは自転車で渡れる「関門国道トンネル」を探す。国道3号線を走り関門橋を目印に走った。
あったあった通行料金を払ってエレベータで地下へ潜る。トンネルの中は人専用なので自転車を押して歩く。
けっこう早や歩きで歩いている人が多い。健康のため毎日何往復もしているそうだ。真ん中に県境の表示があった。海の中の標識だ。
関門橋
秋芳洞
トンネルを抜けて国道9号線をひたすら走る。長府、小月を経由して下関萩線の道を北へ向けて走る。
吉田、秋葉、湯谷温泉、本郷、四郎ケ原、南大嶺を経て美弥市に着いた。ここまでは快適だ。
予定していた「美弥市歴史民俗資料館(化石館)」に寄って見学だ。
ここは主に地学資料や化石が展示されている。古生代、中世代、新生代ごとに区分してある。
大型化石コーナーはすごいです。多種類の原石が見られる。
美弥市は道路沿いに化石のモニュメントがたくさんあるがゆっくりはしてられない。再出発だ。
435号線を上り、伊佐を経由して秋吉に入った。ここからは秋吉台まで直ぐだ。

一応秋芳洞まで行ってみた。入り口を見ただけで秋吉台に向かった。
登りがキツい。途中なんども押して歩いた。ちょっと上がっては休憩の繰り返し。
やっと上がったらそこは気持ちのいい景色。汗がなんとも爽快だ。
夕刻まで少し時間があったので「秋吉台科学博物館」を見学した。小さなとこだが展示物が多い。
今から大陸と陸続きだった50万年前のヤベオオツノジカやシベリヤオオヤマネコの骨格標本がある。
秋吉台は3億年ほど前のサンゴ礁が石灰大地になったもの。この下が秋芳洞だということがよく判る。
ここの横にある国民宿舎「若竹山荘」に泊った。部屋からの眺めは最高だ。
若竹山荘からの眺め
翌朝は快晴だ。カルスト大地に爽やかな風が流れている。
大自然の中のカルストロードを走るのは気持ちがいい。なんども停まっては景色を眺めた。
カルストロード、大正洞を抜けて490号線まで一直線。ここからは北の萩に向けて飛ばす。
途中から雲雀峠越えし明木川沿いに下っていく。なんかおかしい。タイヤの空気が減っていく。
旭村の自転車屋さんで見てもらった。べつにパンクじゃないよ。空気いれたら大丈夫ですって。
本流の阿武川に着いた。ここからは快適に下っていく。萩の街まではもうすぐだ。