★2002年11月4日 SUBARU Impreza WRX STI 試乗レポート |
◎レポート
★SUBARU Impreza WRX STI
O−Tuneレガシィこと、近所に住むO氏から「Newインプレッサの発表の前に試乗出来るらしいから行こう!」とのお誘い。
確か、11月中旬頃に発表があると聞いていたが、もう試乗出来るのか・・・、この機会を逃してはならん!!と思い、同行する事になった。
以前、フォレの点検の代車にインプレッサStiを借りた(参考:http://www3.kcn.ne.jp/~msroom/forester/inp/impreza/Impreza.html)ので、インプレッサのインプレッションは2回目。気合を入れて走り込んで来ました。
11月4日、O−TuneレガシィでO氏の息子2人(勇貴君&たっちゃん)との4人でSUBARU橿原営業所に行く。
早速、Newインプレッサを発見。
諸仕様はhttp://www.subaru.co.jp/impreza/sedan/02/index.htmlで見て下さい。
試乗車に早速乗り込む。エンジンをかけて先ず違和感?を感じたのがそのエキゾースト。水平対抗独特のボコボコ音が聞こえない。
Newインプレッサは、等長エキゾーストを採用しているのだ。
担当の営業マンのY氏から、「SUBARUファンには余り歓迎されてませんけど・・・」との事だが、私もそう思う。でも、このStiは0.1秒を削るために生まれてきたのだから、それはそれで仕方ないのだろう。馴れれば排気音のスムーズさも良い音に聞こえてくる。何せインプレッサだもん。
更にNewインプレッサは、ターボも見直されて(ツインスクロールターボ採用)、280ps、40.2kg・mという驚異的なスペックを叩き出している。
また、メーカー装着オプションで4WDシステムにオートモード付、ドライバーズコントロールセンターデフも選択可能。
その怪物を静かに動かし、テストコースへ向かう事にする。
エンジンを始動すると、スピード&タコメーターの |
テストコース前まで来た。ここからリミッター近くの |
いよいよテストコースに差し掛かる・・・。
今までの静かな雰囲気が一瞬にして様変わり!! その加速は、一言で言うと爆発的に速い!!
6MTを本当に矢継ぎ早に操り、アッという間に180km/hスケールの外に針が位置してしまう。
スペック以上の加速感があり、おそらく最大トルクは40kgを超えているのではないだろうか・・・。
アクセルを床まで踏み込むと、体が弾かれたようにクルマ全体が一瞬にして前に進む。テストコースと称しているこのストレートも、アッという間に終わってしまう程。
等長エギゾーストの採用で、回転の伸びの鋭さに加え、過給がかかった上の回転でもスロットルに対する反応が非常にクイック。
シングルのボールベアリングターボによるレスポンスは予想以上で、とにかくどこからでも力が溢れて来る様な感覚だ。
実は、O氏の子供(勇貴君&たっちゃん)も同乗しての試乗・・・。しかし、こんな爆発的な加速&ハイスピードにもビクともしない精神の持ち主である。
多分、私の息子どもならギャーギャーとわめいてオシッコちびってるに違いない。さっすがO氏の遺伝子・・・。
テストコースを降り、更にワインディングが続く場所に向かう。
ワインディングに差し掛かる。緩やかなコーナーが続く場所で、思い切り加速!! 勇貴君&たっちゃんが喜んではしゃぐ。(オイオイ・・・)
普段ならパワー負けするがバランスの良いインプレッサはいとも簡単にその車体を前に押し出す。
しかし、幾度となくアクセルにおいた右足を緩めてしまう場面があった。なぜなら、レスポンスよくラグのない爆発的な加速は、緩やかなコーナーですら、その先のガードレールに吸い込まれてしまいそうなくらい強烈なのだから・・・。
幾度かのコーナーを終え、折り返し地点で休憩。
O氏の息子である勇貴君。
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右側がたっちゃん。 |
Newインプレッサは、ドライバーズコントロール センターデフが、イグニッションオンの時にベ ストバランスの位置に自動的にセットされる らしい。 コンペティションというモードにしておけば、常に 最適な前後のトルク配分を実現してくれる。 それ故、このNewインプレッサの動力性能は、 まさに正確そのものだ。 |
そして、ドライバーはO氏にチェンジ。
今までの走行は慣らしだったのか・・・?の様な強烈な加速!!
先ずは加速時にレブリミッターが聞き、帰りのテストコースの直線もあっという間にリミッターが効くところまで加速。
途中、スープラが張り付いてきたが、恐れをなしてか?遥かに引き離した程である。
O氏のドライビングにはいつも度肝を抜かれる。
何はともあれ、このインプレッサは本当に良い車だと思った。
前回のインプレッションで先代インプレッサを高評価したが、それ以上の出来である。
お金があれば本当に欲しい車。ましてや、このスペックが本体320万円程度で手に入るのだから付加価値が高いという次元を超えている。
超高価なポルシェをかもれる唯一の名車だと思う。
余談だが、O氏はこの度ランエボ[を注文した。また何れ、そのレポートも書き記したい。