---------- 車両解説 ----------

1400系

 近鉄通勤車では、電機子チョッパ制御の3000系、界磁位相制御の8800系を登場させたがさらに改良を加えた界磁チョッパ車として1981年(昭和56年)に大阪線用に1400系を登場させた。(同じく奈良線用として8810系) 複巻きモータを使用した界磁チョッパ方式を採用して広軌全線使用可能な性能とし、大阪線・奈良線の既存車両との連結運転は連結部の小改造ですむように考慮された。また車体は断面形状を変更して片部のRを小さくし、軽量化が図られた。また前面を従来車とは大幅に変更して、窓上部にはステンレスの飾り板が付けられ、標識灯・尾灯も新型のものに変更された。また車内は新化粧板を採用し、座席の形状も変更された。1984年(昭和59年)に増備された1507Fのク1508には長距離急行や団体列車使用を考慮し、トイレが設置された。2001年(平成13年)車内からは車体更新と1506Fと1507Fは車内装材の更新が行われている。また1507Fには車椅子スペースが設けられトイレは様式に交換された。また2020年(令和2年)からはB更新が実施され、前照灯は全車LEDになっている。
 現在1501F〜1505Fの3編成は大阪線で区間列車を中心に、トイレ付きの1507Fは名古屋線で急行を中心に使用されている。
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試運転を行う登場時の1400系 鳥羽行き急行の運用に就く1400系

大阪線用画像

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 ク1500形(Tc奇) + モ1400形(M奇) + モ1400形(M偶) + ク1500形(Tc偶) 
1501 + 1401 + 1402 + 1502
1503 + 1403 + 1404 + 1504
1505 + 1405 + 1406 + 1506
1507 + 1407 + 1408 + 1508
 大:大阪線所属
 名:名古屋線所属

2023年12月30日 更新

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