---------- 車両解説 ----------
2013系(つどい)
2013年(平成25年)10月、伊勢神宮第62回式年遷宮にあわせて伊勢志摩への観光客を対象とした観光列車、”つどい”を登場させた。開発のコンセプトとして、明るく楽しい雰囲気の列車、伊勢志摩の見どころをPR出来る列車とし、それにあわせた雰囲気の愛称名として”つどい”に決定した。 種車は2000系のうちトイレ付の2014F(モ2014+モ2013+ク2107)を使用、、ク2107を1号車、モ2013を2号車、モ2014を3号車とした。1号車のク2107は「風のあそびば」として側面客扱い乗降扉を1か所のみとし、運転台から2枚分の元扉部には大型のガラスと両端には開閉式スリットを設けた。悪天時や入庫時などを考慮し、開閉扉は残されている。2号車のモ2013はイベントスペースとなり車端部以外はすべて座席を撤去、車内中央にはバーカウンターが設けられている。側扉は2か所残っているが車体中央側は業務用となっている。3号車のモ2014は全て座席スペースとし、窓側に配置された座席は景観を楽しみながら飲食もできるようテーブルも設置されている。また運転席後部には運転士気分を味わえる「こども運転台」が設けられ、廃車となった1810系モ1823のマスコンとブレーキ弁が使用されている。休日を中心に伊勢市〜賢島間を1日2往復、普通運賃と観光料金を必要とした。 2017年(平成29年)には伊勢観光列車としての役目を終え、もっぱらイベント貸切列車などで忙しく走り回っていましたが、2018年(平成30年)7月に、湯の山観光列車として新たにリニューアルされることとなり、内装は床面や座席を変更、塗装は濃ブラウンとクリームの2色塗分けとし、中央にゴールドのラインを配した。 更に2024年(令和6年)2月には、「自然と人が集まりワイワイにぎやかに楽しんでいただく」をテーマに、イエローグリーンをベースにテーマイメージアイテムイラストを散りばめた車体デザインに変更、内装材の色調も明るいものに取り換えられた。 デビュー当初は、指定運行日(土日祝が中心)に名古屋〜湯の山温泉間を1往復設定されていたが、その後は期間イベント列車や貸切列車の運行についている。 |
伊勢志摩の見どころをデザインした車体 | モ2013はイベントスペースとなっている |
2017年に湯の山観光列車としてリニューアルされた | 2024年に明るいデザインとなった |
←名古屋 |
ク2107形(Tc) + モ2013形(M) + モ2014形(Mc) |
2107 + 2013 + 2014 |
2024年 4月21日 更新
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