---------- 車両解説 ----------

22000系(ACE)

 製造から約30年が経った11400系(新エースカー)の設備面・性能面での陳腐化が目立ちはじめ、代替車両を製造するに於いて、21世紀の近鉄特急としての外観と居住性、既存特急車との併結、最高130km/h運転性能、省エネなどを満足させる次世代の標準軌特急車両として1992年(平成4年)から登場したものである。

 車体構造は先に登場した21000系(アーバンライナー)とは違い、既存特急車との併結を行うため前面にはスイング式の幌カバーの付いた貫通式となった。また、別々に製作された床・側構・妻構・屋根を溶接組立し断面は卵形で、車内の天井高さを充分に確保するべく屋根巻き上げ半径を小さくして構体高さを高めた。側面窓はガラス外付けの連続窓を採用し、側扉は密閉性の面から従来の2枚折り戸からプラグ式に変更された。外部塗装は従来のオレンジとブルーを基本としたものの、窓のない車端部ではブルーのストライプで愛称名のイニシャルAを浮かび上がらせている。車内設備面では21000系を基本としているが、リクライニングシートはバケットタイプとなり車椅子対応の設備も設置されている。

 機器面では、近鉄特急初のVVVFインバータ制御を採用、オール電動車となった。また台車は高速運転のための走行性能の向上・軽量化・保守の軽減を目的として新しく設計されたボルスタレス形のKD−304形が使用されている。編成は4両編成(22100形+22200形+22300形+22400形)と2両編成(22100形+22400形)が存在し、車番は末尾を揃えて追番としたために、2両編成の中間車番号は欠番となっている。パンタグラフは下枠交差形のPT−48形で、22100形と22300形に各1基装備されているが、2両編成のグループは22100形に2基装備されている。

 2015年(平成27年)11月には、特急塗色デザインリニューアルに並行して、リニューアル工事が施工された。塗色は新デザインとなり前面窓周りは22600系同様黒色の塗装が施され、前面下部から側面上下の中央にかけてホワイト塗装とし従来の窓周りの濃紺色は廃された。

 前面ヘッドライトはLEDに交換、側面含む行き先表示器はカラーLED表示に変更された。車内は木目調を基本とした落ち着いたものとなり、サニタリーの拡大や改良がおこなわれた。またシートも新デザインのものに交換され編成当たりの座席数も22600系にあわされた。
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2両編成車を先頭に運用中の22000系 4両編成の22000系
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リニューアル後の4両編成車 12200系と編成を組むリニューアル2両編成車
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←上本町・京都/名古屋→
モ22100形(Mc) + モ22200形(M) + モ22300形(M) + モ22400形(Mc)
22101 + 22201 + 22301 + 22401
22102 + 22202 + 22302 + 22402
22105 + 22205 + 22305 + 22405
22106 + 22206 + 22306 + 22406
22107 + 22207 + 22307 + 22407
22110 + 22210 + 22310 + 22410
22111 + 22211 + 22311 + 22411
22112 + 22212 + 22312 + 22412
22114 + 22214 + 22314 + 22414
22115 + 22215 + 22315 + 22415
22116 + 22216 + 22316 + 22416
22117 + 22217 + 22317 + 22417
22118 + 22218 + 22318 + 22418
22119 + 22219 + 22319 + 22419
22120 + 22220 + 22320 + 22420
モ22100形(Mc) + モ22400形(Mc)
22103 + 22403
22104 + 22404
22108 + 22408
22109 + 22409
22113 + 22413
22121 + 22421
22122 + 22422
22123 + 22423
22124 + 22424
22125 + 22425
22126 + 22426
22127 + 22427
22128 + 22428

2018年11月 4日 更新

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