---------- 車両解説 ----------

620系

 1992年(平成4年)からの養老線車両近代化にともなって、南大阪線6000系を養老線用に改造して生まれた車両である。大垣側からク520形(Tc)+サ560形(T)+モ620形(Mc)の3両編成に組成された。改造にあたってはM車が電装解除され、大垣寄りのパンタを撤去されたが、T車ながら桑名寄りのパンタは残された。電装解除されたT車の台車はKD−61H形に形式変更された。なお、主電動機は同形であるが、制御装置はMMC形に変更された。また、車外スピーカが設置され、後にはワンマン運転改造もなされた。2001年(平成13年)には南大阪線6020系6037Fが625Fとして当系列に加わっている。2004年(平成16年)、622Fが廃車となり当系列元近鉄6000系グループは3編成となった。623Fのパンタグラフは後にシングルアーム式に交換されている。
 2018年(平成30年)には次世代養老鉄道車両として東急7700系が投入されることが発表され、その置き換えとして同年10月に元近鉄6020系の625Fが、2019年(平成31年)1月に元近鉄6000系の623Fが引退した。
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元南大阪線6000系の620系 元南大阪線6020系の625F
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 ク520形(Tc) + サ560形(T) + モ620形(Mc) 
521 + 561 + 621
522 + 562 + 622 2004年廃車
523 + 563 + 623 2019年廃車
524 + 564 + 624
525 + 565 + 625 2018年廃車

養老線車両車番変換表

2019年 2月10日 更新

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