---------- 車両解説 ----------

6600系

 1983年(昭和58年)に南大阪線用として製造された通勤冷房車で、南大阪線としては唯一の界磁チョッパ制御車である。車体は名古屋線1200系に準じ、経年を迎えた6800系の置き換え目的でMc,Tcの2両編成とし、実質的には1200系の狭軌版といえる。スタイルも1200系同様、従来の丸味のある形状から、やや角張ったスタイルになり前面には行先表示器が埋め込まれ、左右窓上にはステンレスの飾り板を取り付け、ここに前照燈を埋め込んだ。また、尾灯は3灯横1列に収めて近代的なものとなった。主電動機はMB−3287形を採用し、出力は150kW×4である。
 1983年(昭和58年)から1984年(昭和59年)にかけて4編成製造され、さらに増備が期待されたが後に6400系に移行され、8両の世帯にとどまった。2001年(平成13年)から2003年(平成15年)にかけて車体内外装交換等の更新工事が実施されている。尚、6601F〜03Fは前照灯がLED式に交換されている。
 現在は増結用のほか、6400系とともに急行などにも使用されている。
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登場時の6600系 準急運用に就く現在の6600系
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 ク6700形(Tc) + モ6600形(Mc) 
6701 + 6601
6702 + 6602
6703 + 6603
6704 + 6604

2024年 2月12日 更新

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